Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

ハセガワの1/72のジェット機たち

航空機模型の良いところは、本物を見に行かないとなかなかお目にかかれないところで、見に行ったら行ったできっと感動はひとしおだろうし、見ないなら見ないなりに想像を働かせたり、何がわからないかわからないままに作れるところだと思います。


急に富豪にでもなった気分でハセガワの1/72のジェット機の模型を2つも買ってしまった。一つはブルーエンジェルスのホーネットでもう一つはこの、デルタダート。どっちも安いので富豪でもなんでも無いんだけどね。私にとって実際のものを見たこともないし、街を歩くときに見回してもおおよそ会えるものではなく、せいぜいパイロットウォッチが欲しくなる程度。いつか、本物が見たいと思う日は来るのでしょうか。

 

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航空機は見た目の特徴を追ったりするのが比較的楽で、そこでそれに関する言葉を知ったりすると見る目が変わって、自分が何が好きなのか焦点が絞りやすいと思います。後退翼前進翼デルタ翼。それが下についているのか上についているのか。とか。そういう形の比較がしやすい。それで「あ、俺デルタ翼機好きかも」なんて気づいたりするとますます面白い。高翼機、低翼機……日常でおおよそ見ないものの形の名前がわかって好きなもののことを知りながら作れます。

デルタダートは「あ、俺もしかするとデルタ翼が好きなのかも」と思って買ってみた模型で、さらに言えばアメリカ軍のこういうイケイケなデカールもラリーカーチックでとても好きなので手に入れて、作りました。こうして見ていると形がいい。

 

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あと、ジェット機の最もドラマチックなところは翼をつけるところで、電車の連結とか橋が連結されるようなそういう喜びをたやすく感じることができます。また、それを支えるように組まれる主脚たちもバランスが崩れたりしないようにうまく設計されているところにプラモデルの妙というか、設計の面白みを感じます。

そこをめちゃくちゃ細かくやらせるのか、程々に終わらせてとっとと飛行機が着陸している姿勢にしてくれるのかも設計している人間が誰に向けて作ってるのかがよく分かる。

デルタダートはその点、というかハセガワのこういうスマートなジェット機は大体そうなのでしょうけどアウトラインを追うには十分すぎるカッコよさを持っていながらも、きっと当時の子供向けに作られたのでしょう、脚などは至ってシンプルですし、細かすぎる作業はあまり要求されないので「これは無理だなー」と思う場面って殆どないです。

セガワのジェット機をすべて作ったわけではないですが、こと1/72の比較的安いジェット機はこういう「見た目楽しめる。それを支える主脚などのサブ要素はシンプルで強度もある」というものが多いのではないでしょうか。

 

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なので、私のようにせいぜいタイヤを黒く塗ってあとはそのまま作るだけという人間には楽しく、かっこよいものが出来上がるというわけです。

そして、今回、デルタダートに関して言えばあまりの綺麗さ(一応いいますが、実物と差異には言及していません)に「あーデカールはらなければよかったな」と思ってしまう良さがありました。こういう体験もなかなかしないので良い出来事でした。

 

それぞれが、そういう風に思う模型が模型売場でいつか見つかると思います、それくらいに航空機は見た目が多様で、それも判別がつきやすく、興味深い形をしています(あと、安いです)。そして、見つかったときの楽しさはこうして思わず記事にするほどのものだと思います。つまり、誰かにワクワクした気持ちで伝えたくなるということですね。

 

鳥類の図鑑を見るような気持ちで模型売場に差し込まれているあの細長い箱を眺めて、気になったものをとりあえず作ってみてはいかがでしょうか。

 

↓模型はもれなく組み立ててブログにのります。

私の欲しい物リスト

 

今日の物販

 

 これが異常に便利です。

 

 イケメン

 

 リーバイス501感

 

スタジャン感

 

 

 

手軽な軍用車両 タミヤ アメリカ M151A1 “ベトナム戦争”

気になっている模型って作るしかない。

それで、好きになったりやっぱり違うなって思ったりするのが楽しい。

模型はそういう手軽なつながりを持てる趣味だ。

「気になっても買えない」ってのはよっぽどのことがないと、無い。

 

その中でもタミヤのミリタリーミニチュアは値段も手頃で作りやすいので気になったら買うのが良い。軍用車両の一つ M151A1 は私の中ではそういうものでした。シトロエンのメアリのようなものをアメリカ人が作るとこうなる。ラグビーとアメフトのようなそんな関係性を覚える。

 

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作ってみると軍用車両といいながらも思いっきりレジャービーグルとしての存在感にあふれていることに気づく。形としての面白さを狙ったため思いっきりシュノーケルや延長マフラーを付けたが、そうしなければこれは、まさにアメリカン・メアリ。

 

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確実に近いものを感じます。

 

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なので作っているときも、後部座席をつけなかったり、アメリカ軍独特のあのごついカバーの付いたライトも省略したりと自由にやりました。

こういう事ができたり、発想の自由を許してくれるのは模型作るのに頭をそんなに作らなくていいところだと思っていて、それはタミヤの圧倒的アドバンテージ。軍用車両は前後と裏表が作っている途中にわからなくなるのはきっと、私だけ。

幌周辺のパーツとか驚くほどピッタリ合いつつも、カチッとした支柱と布の質感の表現のコントラストが素晴らしい。

 

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ただし、延長マフラーやシュノーケルをつけるには前者は1.6mm、後者は1.2mmの穴を該当箇所に開ける必要があります。

この穴をあける行為ってめちゃくちゃ面白いですよね。ピンバイスっていつからあったの、そして1mm以下の精度を要求するのすごくないかって。

ピンバイスという道具が模型のフィールドに投げ込まれてから穴をあけるという行為が一般化したので、模型はときにはニッパーと接着剤(とピンセット)だけで作れなくなったりしたのかもしれません。

 

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まぁ、1.6mmの穴なんて開ける道具まだ持っていないですし、そういうことも今後、めったに無いと思うので、ピンを良い感じに切ってそのまま接着しました。道具がないとできないことも多くありますが、道具がなくてもできることもあったりします。

 

ライトな雰囲気が持ち味なので、とりあえず部屋に一個、ミリタリーしすぎずもハードな物を置きたい場合はかなりおすすめ。実際にフロントガラス周辺の造形は可動しない分、スッキリしています。

ウィリスジープとの気になるようで気になる差は、きっとそこでしょう。

 

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今日の物販

 

こっちか 

 

こっち。悩むなら両方。 

 

大晦日から元日2019-2020

今年も五條天神へ。

 

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それほど混んだりもせず、静かな神社だなと思います。

前回は23:30頃に到着していましたが、今回は23:15着。その差で随分と列に差が出るようで、以前よりもとても前の方へ。そして30分になるとぞろぞろと人が増えて後ろの方には大行列。

 

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晦日は風が強かったのでお焚き上げの炎がかなり強く、轟々と燃えていました。

煙と火の粉がバンバンこっちへかかってくるので逃げながら顔を下に向けながらの待機(帰宅したらめちゃくちゃ煙の匂いがついていました)。これはその年によるのでなんとも言えないですね。

 

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昨年と比べると外国の方が多かったです。

 

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とにかく火が景気よくやってました。

今回は木鷽は銀。干支があしらわれた素焼きの盃をもらって、おみくじを引いて餅をもらって帰宅。おみくじは大吉でした。

 

導線的にはお参り→お神酒(盃もらう)→おみくじ(餅の引換券もらう)→木鷽をいただく(1500円の初穂料)→餅を引き換える

 

がスムース。

今年も一年間、よろしくお願いいたします。