Re:11colors

毎週木曜日更新です。

一足飛びについて

最近、靴のラインナップがガラッと変わった。

今はジャランスリワヤ一足、チャーチの二足が主力。

ジャランスリワヤは貰い物で

 

「九分仕立ての履き心地を体験してもらいたい」

 

という友人が譲ってくれた物だ。

実際の所九分仕立ては心地よく誰かが履いたものとはいえ、まだ癖のついていないチャーチに比べるとその差は歴然だ(最もチャーチの靴はどちらともダブルソール&ストームウェルト仕様なので返りの悪さという意味ではかなり定評がある作りだ)。

 

タイトルの件について書こうと思うんだけど、それは服で屍の山を築き上げてきたのだからその経験を靴に活かせないのかという話。

 

新しいものに手を付ける際に順調にステップアップしていくというのは一つの手段なのだけど、近道が出来るなら出来るに越したことは無いよなぁと思ったりする訳でして。

 

例えば僕は洋服に関してはガンガン洗えたり、気を遣わなくて済むものが好きで、そうしたらその考え方を靴にスライドすれば一気に高いもの買っても上手く行くんじゃないかと思ったりする訳です。

 

 

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例えばこの三足はスエード、バインダーカーフという樹脂がコーティングされたものであったりするのだけどどれもガンガン履ける、お手入れ簡単、雨にも強いという素敵っぷりだ。実際の所服での経験を上手く活かせてると思う。

 

最初に靴を揃えなきゃなと思った時に幸運にも2足譲り受けることができて、さらにオークションで何足か安く手に入ったんだけど

 

「このままだと服と同じで屍の山が増えていくんじゃないか」

 

と靴箱がパンパンになった時に思って

 

「これ、服の経験活かせて上手く防げるんじゃないか??」

 

と考えたりしたんだけど、やってみると実際にそうだったりして驚いている。

 そして最初に譲ってもらった靴は出番は減り、オークションで落とした靴は再出品…。という流れ。

 

でも「みんな最初から高い靴買うといいよ!」とは言えない面はある(言ったところでどうなるわけでもないんだが)。

例えば試着を念入りにすることや、欲しいものと似合うもの、さらに言えば自分の生活と合っているのか…という現実なんかは実際に失敗と成功を重ねて知ることでもあると思うし、靴で言えば流行っているからとコードヴァンの靴を買ったところで雨の日に履けなかったり手入れが面倒でカビを生やしたり…なんてなるとアウト。

そうならないためにはある程度の用い手としてのスキルや、買う際に抑えるべきことを聞き出したりするということをどこかでしていないといけないわけで(服で言うとこの服は洗濯は出来るの?鞄のストラップが毛玉を生じるきっかけにならないの??と考えたりすることかもしれない)、そして最も大事なのは何の経験でも良いんだけど自分の好みや性格を熟知していることか。本当にマメな人ならいきなりコードバンの靴を買ってもいいかもしれないし、その時に雨の日にもタフに履ける靴を買いそうな気がするし。

 

しかしそれは何も新しい世界に足を踏み出したからもう一回学び直さなきゃいけないことでもないと思う。

 

地道にステップアップが常道…とは思うけど屍の山を作るのはご免被りたいので僕は靴に関しては服の経験を活かしながら一足飛びに高いものを買うことにしている。