チロリアンシューズを手に入れた。
脱ぎ履きがしやすく、ホールド感も程々にあり楽な靴だなと思う。
ここ最近ずーっと求めている履き心地が1つあって、それはがっしりと履き口周りを強く押さえ込むような履き心地。
ある程度革の厚みがないと難しく、そういう意味では前回紹介したラッセルモカシンなどは反対側の履き心地である。最も長い付き合いのChurch'sのシャノンなども悪くはないが紐を縛り上げたときに羽根がグッと土踏まずと外踏まずをぐっと持ち上げるような強さが少し弱いかなといった感じだ。
要するにドレスでは不可、ワークなら恐らく可能だろうという算段は立っていた。
REDWINGなども候補に挙がってはいたが今出ているラインナップではさほど惹かれる短靴がなく、春夏に既にワクワクとしている感もあるがそれにしても今回手に入れたチロリアンシューズのホールド感は求めているそれに近く非常に満足している。
ドロミテというイタリアの登山靴メーカーの靴であるが、流石イタリアといっていい気がするデザインのアレンジの自由さが好きだ。
特にParabootなどと違い袋縫いになっていないところがかえって設計上の制限を無くしていて、かつこの手の形のものにしてはスマートなラストなのが嬉しい。加えて履き口周りに柔らかさを与えるためのクッションが入ったパイピングの色が変わっているのもルックスとしてとても気に入っている。
適当に履くのが良いんだろうなと思いながら適当に履いている。
履いて思うのは少し少年感があるのが笑えるというか、若さのある靴だよなと思う。体力がありそうな靴という感じ。
コンビシューズっていくつか持っていて、そのドロッとした癖のある存在感が好きなんだけどこれもそれに当たっていて妙な存在感があるのが楽しい。