Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

疲労の話

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やっぱりこれ、良いよね。

アップロードした写真一覧のサムネイルに見えたので貼る事にする。

何が良いんだろうと数秒だけ考えたが、これは楽器を1人でこんな大きな湖のほとりで吹いていることがいいのだと気づく。誰に強いられるわけでもなく、楽しく吹く。そんな感じで「健康」を感じる。

無理矢理、健康で締めることでタイトルの疲労との関連をつけてみたがどうだろうか。

 

割と疲れやすいけど仕事中は元気にやってるよなと今の仕事をしていて思うのだけど、ここ数週間は様々な種類の業務を任され疲れてきて少し頭が回らなくなってきた。

その辺の感覚は人それぞれだと思うが私の場合は「やることを何となく覚えていられるが実行には移せない」状態がそれに近い。

疲労に関しては「疲れやすい」ことだけで考えを止めていたがちょうど連休を貰っているここ数日に色々と気づく事があった(この連休があるから様々な業務を引き受けていたのであるが)。

 

個人的に疲労とそれを回復させるまでの過程を上手く表現した言葉で「怪我を負った獣のようにジッとキズが癒えるのを待っている」なんてものが印象深く残っているが正に休みの前半がそんな感じで布団に潜ってみたり、長風呂に浸かってみたりとしながら体力の回復に努めた。昨日は複数の人と食事をしたがその前の予定は疲労のため実はキャンセルしていて「滅多に会えない人たちとご飯を食べるとはいえこのテンションはいかがなものかな」と思いながら店へ向かった。

ただ、実際に会ってみると結構元気な状態で過ごせていて、相変わらずのおしゃべりっぷりでみんなが笑ってくれたりして楽しい時間を本当にありがとうございますといった具合で帰り道では逆に元気になっていて、そこで気づく。

 

「体力的な『疲れ』と精神的な『元気』はどうやら分けて考えた方がいいらしい」

 

と。私は割と仕事中はユーモア(といって良いのか悪いのか)を話の中に交えながら進めるのでメンバーも取引先の人も笑ってくれる事も多く、いつもそんな感じなのかといわれることもありそうすると「だってみんな真面目なんですもん。いつもこんな感じの人がいても良くないですか、HAHAHAHA。楽しく仕事をしようと、働き方まで気にする時点で僕が一番真面目ですけどね」とにっこり笑顔で返したりするのだがこれは単純に元気がいい状態。元気が良いと楽しんで働くものだから時間が経つのも早いし効率も良いので疲れやすくても一日の仕事はすぐ終わる。

 

当たり前の話だが疲れがたまるとこういったことを言う余裕が無くなるがそれにしても割とギリギリまでこの状態で過ごすから本人も疲れてるのか疲れてないのかわからなくなってくるわけで、そこに加えて普段とは違う業務を受けていると「やることを何となく覚えていられるが実行には移せない」は「これ忘れると本当にマズいやつだ(でも疲れてるからやらなくていいやー)」と思っていることでもあり、加えて忘れてはいけないので余裕も無くなり楽しいことをぽんぽん言いながら仕事ができなくなってくる。

そうなると頭の中は「怪我を負った獣のようにジッとキズが癒えるのを待っていたい」と思うようになり、回復したらしたで「楽しい要素」がないと自分の場合は元気をとり戻したとは言いにくく個人的に一番不快な状態になって無駄に一日中ネットを見たりし出す。

身体の疲労と精神的な元気さのバランスなどを考えていたら、最近一押しの漫画「AIの遺電子」にて鏡療法という身体の一部を失ったりすることで起きる「幻肢痛」を癒すための方法が紹介されていた。極めて単純な仕組みではあるが効果はかなりあるのだろうなと感じさせられ、今回の疲労考察デーのおかげで疲労はもとより、それと深く関わる癒しの方へも関心が向いた数週間だった。