Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

2016年11月23日(水・祝)第二十三回文学フリマ東京に出ます

一応ご報告。

もう早いもので、これで秋開催の文フリ東京は3回目。

 

毎回ある程度コンセプトを絞って作っていますが、今回はより文学寄りにしていこうと思っています。最初の四話は遊びで出して、四十七話はコンセプトありきの設計。春に出した九話は王道的なイラスト+文章が楽しい一冊。という感じで作ってきましたが、どれに関しても一話一足な構造だったのでその辺を少しいじります。

 

この構造だとレポートとしての風合いが強く出て面白いものが出来上がりやすいのは事実ですが、そういう意味では「わかっていることをもう一度やる必要が今あるのか」といった疑問が浮かびます。また、自分としては靴と文学にはデザイン空間が多く残されているように感じています。例えば(少しばかりのリークになりますが)今回は「ブーツ」「雨」といったような特定の靴ではなく種類に焦点を当てたもの(そうですね、今までレンズには一足だけが写っていたのですがいざカメラを引いてみると周りには同じような仲間がいたということです)や、履くシュチュエーションそのものに焦点を当てたものを原稿のフォルダに忍ばせています。

 

そういったさまざまな切り口のものが混ざることで面白いものが出来上がる可能性がまだまだあると思います。それこそ本来私がエントリーしているジャンルである「随筆・エッセイ」としての属性をより強く帯びることができればそれは靴と文学がうまく混ざり合った一つの結果かもしれません。

 

今回は20編のそれらの話を文庫版でまとめたものを出せればと思っています。もちろん資金の関係もありますのでその辺のバランスはまだわかりませんが……。

 

また発行部数に関してですが収支が0になる部分を目指して前回は参加しましたが、接客が楽しい分いささか疲れてしまった部分も否めませんので減らす可能性もあります。その辺の最終的なバランスは追って報告させていただきますので、そのときはご覧いただければと思います。