鉛筆で描いたものを元にボールペンで清書をする。
靴の絵を描くときに使うのは大体このユニボールシグノ0.38mmのブラウンブラック。
あとはブルーブラックとグリーンブラックも使うけどね。
このペンはいくつか試したペンの中で一番描きやすい。サラサのヴィンテージラインも試してみたいけど、とりあえず今は作品向けの絵を描いているから後回し。
それで、このボールペンを使ってるんだけど靴の絵って描いてるときに不思議だなといつも思うことがある。
こうやって描いてると正確に数を数えなきゃいけない部分ってのがあって、それはまぁ例えばこの靴に関していえばつま先の角ばったU字のステッチの数とかもっとわかりやすく言うと紐を通す穴の数とかそういうことなんだけど、一方でステッチの糸目の数とか全然数えない。「細かいなぁ」とか「大雑把だなぁ」とか思うけどあてにならないというか気分で描いてる。その辺てどうしたら良いのだろう。まぁあまり気にならない部分ってことなのかな。自分が描きたいものを描くってこういうことなのかななんて。
あとこれもよくあるんだけど出来上がったつもりが盛大にバランスがずれているパターン。この靴の場合は一見良いけど後ろの靴の甲を覆う部分(船の帆みたいに立ち上がってる)の長さが後ろのほうが明らかに長い。こういうのもどういうわけかミスる。
しかもペンで描いてから気づく(というわけでこれは休みの日に直す)。
一足ちゃんとセットで描くことが年明けから当たり前になっているけど、ペアで描くと靴らしさも出てくるし構図もしっかりしてくるから良い。
この二足はどういうアングルで描いたら靴の良さが出るのかを考えて描いたから満足度も高いが、一足目の方は描きにくいほぼ正面からの絵になったのでとにかく時間がかかった。
予定としてはあと3足。2月中に描き上げられれば。