Re:11colors

だいたい木曜更新です。革靴、洋服、プラモデルなどものに触れて感じたことを書きます。文学フリマ東京に大体います。 お仕事お問い合わせは 4mens.shoes@gmail.com よろしくおねがいします。

好きに仕上げる フーガ マジステール

フーガ マジステールって思わず口にしたくなりますよね。「マジステール」がいけない気がします。が、フランスのジェット機ということで模型という観点からすると珍しい、希少な存在。普通にダラーっと見てるとアメリカのジェット機ばかりにぶち当たるもんね。あとはオレたちの知ってるジェットの姿のものが多くて多くて。

ただ、こいつはどう見ても違う。

 

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異様に低い重心とこれでもかと伸び切った主翼。V字の尾翼。

これ、なんですかね、なんでこうなるのでしょう。知りませんが。

これはおすすめされたキットで、この異様なフォルムを気に入ると思って勧められたのだと思う。最近はプラモを作っているときは「俺は部屋に自分が置きたい置物を作っているんだな」という認識ですが、これも例に漏れずそうだと思う。形が面白いかどうかしか見ていない節があるっていうんですかね。

 

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飛行機だけではないんですけど、指示にない塗り、実際に存在しないものを作るのって結構難しい気がするんですよね。色なんかは一番自由にイケるところなんですけど、だからこそ不自由な部分もあって、現実世界に足を突っ込みそうなフレーバーを一度纏ってしまうと「ん?なんか変?」と自分で納得できなくなる。勝手に設定作ってもしらける感じ。なんでしょうね。僕だけでしょうか。

 

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それを上回る強烈な意思とか創造性って獲得するの難しくて、例えば雑誌を読んでもそういう話は無いですよね。ま、当然なんですけど。

いきなり色彩理論とか、色のコンビネーションを考えましょうとか、あるいはキットの特性をを解読して、それを引き出すように興味深く仕上げるとかそんな話を雑誌でされても置いてけぼりですし、そういうのはあんまり商売につながらないんだろうなとか。あと、何より体系化、明文化しにくい話ですよねコレ。

 

例えば、これに関しては翼の両端のエンジン(でいいのか?)が分割されているそのままに上下に塗り分けました(上部は翼と一体)。そうすると合わせ目とか気にならなくなりますよね。寧ろ別パーツであることでキッチリと色が分かれますのでプラスに作用していますし。これって、何もこうして文章に書くことではない気もしますが、面白いですよね。

 

分割されているからキレイに色が分けられるって話とパーツの合わせ目については(特に実物どおりに仕上げない場合において)、何か面白い関係性があるのではないでしょうか。その意思をどうやって持つのか、発想でキットの分割を巧みに操るのかはまだまだ話題にもならない小さな声でしかありませんのですが。

 

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私はこのフーガマジステールはラグビーワールドカップのフランス対アルゼンチン戦を見た記念に「フランスの飛行機をアルゼンチンカラーの色で塗る」という遊びをしましたが、パーツが分割されたところの塗り分けだけだと色の重心が後ろの方に寄りすぎてしまうので、機首も水色に塗りました(この色の重心の概念は、模型の世界ではどういう風に話せば良いのでしょうか)。その上に貼ったフランス国旗がフェイスペイントみたいで、可愛らしいと思います。

また、フランスでのワールドカップの際にきれいな色のこのジェット機が空を飛んだら楽しいだろうな。なんて思ったりもしています。

 

こういう「何かの記念に」みたいな理由はバカバカしくも楽しいトピックでもあります。なにせ、そうすることは私や、あなたにだけしかできないのですから。

 

 

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