入谷朝顔市で団十郎(これは正確には新団十郎)だけの鉢があって奥さんも欲しいって言うし、何よりも森見登美彦の世界のようなリアルファンタズムな感じって言っても現実そのものなんだけどそういう雰囲気を持って帰りたくて買ったんだけど、そのときに売ってたおじさんが
「これは六号鉢ってサイズなんだけどよーできれば八号鉢に変えてくれっと長く楽しめるからさー。100円ショップでいいからさ」
なんて話をするのよ。で、その次の日に100円ショップに行ったらあるわあるわ園芸グッズ。言われた八号鉢に加えてシャベルと鉢の底に入れる石を買って、虫よけのネットととかは、プラより銅製のほうが良いかなってそばのホームセンターで買えたりしちゃう。いや園芸ってくっそ身近な趣味だなって思うわけです。
そりゃ大人になるとやるわ。日々茂っていく感じとか花が咲くのとか面白い。
でもさ、それが「手軽に」ってのがやっぱすごいなって思う。
そう思うとやっぱり手軽な模型って言ったってまだまだ伝わらないし「道具が身近にあってすげー」ってならないよな。なんて思うんだけども、園芸も同じで道具さえあれば、というか入手経路へのアクセスが面倒でなければ、軽率に欲しいものをなんだかんだ理由をつけて買えたりしちゃう。今だって朝顔を植え替えたあとの六号鉢に何か植えても良いわけだから。
作る理由なんてその人が作りたいって思えば別に何でもOKでm本当は戦車でも飛行機でも車でもF1でも何でも良いんだけど今はツール・ド・フランスやってるから、そういう意味だと自転車と人の組み合わせはピッタリ。画角の関係で今はテーブルに置いてるけど、テレビの前に置いとくと面白い。
小さいテレビなんだけどコイツらがいるだけでオーロラビジョンになるのとか不思議。
パッケージではカモフラージュなのかヘルメットに葉っぱが付いてるんだけど、朝顔買ってきて、ツール見ながらこんなの作るって面白いよね。
あとは、最近だと気づいたら雑誌で隈研吾のインタビュアーとかしてる専門学校時代の恩師がトヨタの2000GTを絶賛してて、それを見ちゃうと車が気になったりする。作ってみると
「へー、先生にとってはこれがカッコいいのか、なるほど……」
なんて業界の大大大先輩の感じていることを手を通じて感じることができるのも楽しいんだろうなって思う(しかも加えて簡単キットのトヨタ2000GTが発売されているのも良い)。
青島文化教材社 1/32 ザ・スナップキットシリーズ トヨタ 2000GT ペガサスホワイト 塗装済みプラモデル 05A
- 出版社/メーカー: 青島文化教材社(AOSHIMA)
- 発売日: 2018/12/23
- メディア: おもちゃ&ホビー
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模型ってそれを作る過程にある一種の「緻密で壮大なことをしている俺」ってのも楽しいんだけどそれとは別に、こうやって周囲のものや人にふら~っとついていくみたいな感じで作るのも全然楽しいので、まずは一個、気軽に作ってみてはいかがでしょうか。
ツール・ド・フランスといえばJ-SPORTS。
今はFireTVとかで手軽に見られるのね。本当に、神。