気になっている模型って作るしかない。
それで、好きになったりやっぱり違うなって思ったりするのが楽しい。
模型はそういう手軽なつながりを持てる趣味だ。
「気になっても買えない」ってのはよっぽどのことがないと、無い。
その中でもタミヤのミリタリーミニチュアは値段も手頃で作りやすいので気になったら買うのが良い。軍用車両の一つ M151A1 は私の中ではそういうものでした。シトロエンのメアリのようなものをアメリカ人が作るとこうなる。ラグビーとアメフトのようなそんな関係性を覚える。
作ってみると軍用車両といいながらも思いっきりレジャービーグルとしての存在感にあふれていることに気づく。形としての面白さを狙ったため思いっきりシュノーケルや延長マフラーを付けたが、そうしなければこれは、まさにアメリカン・メアリ。
確実に近いものを感じます。
なので作っているときも、後部座席をつけなかったり、アメリカ軍独特のあのごついカバーの付いたライトも省略したりと自由にやりました。
こういう事ができたり、発想の自由を許してくれるのは模型作るのに頭をそんなに作らなくていいところだと思っていて、それはタミヤの圧倒的アドバンテージ。軍用車両は前後と裏表が作っている途中にわからなくなるのはきっと、私だけ。
幌周辺のパーツとか驚くほどピッタリ合いつつも、カチッとした支柱と布の質感の表現のコントラストが素晴らしい。
ただし、延長マフラーやシュノーケルをつけるには前者は1.6mm、後者は1.2mmの穴を該当箇所に開ける必要があります。
この穴をあける行為ってめちゃくちゃ面白いですよね。ピンバイスっていつからあったの、そして1mm以下の精度を要求するのすごくないかって。
ピンバイスという道具が模型のフィールドに投げ込まれてから穴をあけるという行為が一般化したので、模型はときにはニッパーと接着剤(とピンセット)だけで作れなくなったりしたのかもしれません。
まぁ、1.6mmの穴なんて開ける道具まだ持っていないですし、そういうことも今後、めったに無いと思うので、ピンを良い感じに切ってそのまま接着しました。道具がないとできないことも多くありますが、道具がなくてもできることもあったりします。
ライトな雰囲気が持ち味なので、とりあえず部屋に一個、ミリタリーしすぎずもハードな物を置きたい場合はかなりおすすめ。実際にフロントガラス周辺の造形は可動しない分、スッキリしています。
ウィリスジープとの気になるようで気になる差は、きっとそこでしょう。
↓模型はもれなく組み立ててブログにのります。
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