プラモデルの人を作るのが楽しい。なぜだろう。 人の本物を私たちは作ることができないので、人を作るというのはかなり特殊な体験だ。可動式のドールなどもあるが、ここで言う人は戦車とかのわきに置く人であって可動しない。可動しないからプラモデルの関節…
3Dスキャンのタミヤの兵士たち。 美しきパーツ分割と、パリッパリっとパーツが合うべきところに合う感じはどこかメカニカルな感じすら漂う。 気持ちよく組み立てていくが、双眼鏡を持った兵士の双眼鏡の角度だけは人の手で合わせてやる必要がある。 というか…
なんだか気になる響き。 「シルバニアくじ」 どうにもそこら中で開催されているようで私の知り合いなどはくじではないにせよ、コンビニで赤ちゃんシリーズを買ったという。シルバニアファミリーの包囲網が私の周りに確実に形成されている。 そして肝心の「シ…
先日、プラモ仲間から「置物」と書かれた荷物が届いたのだけど、それは見事な1/100スケールのドラケンの完成品であった。以前から模型は完成後は「置物」になるよなと思っていたが、こうして配達物の明細に記されることでいよいよ真実味が増してくる。 私は…
こんにちは。突然ですが、今日は記事の書き方の話をします。私はnippperというプラモデルのWEBメディアに寄稿していますが、決してプラモデルを作るのが上手いわけでも無いですし、沢山の専用の道具を使った様子や組み立ての途中などを美しく撮ることもでき…
プラモデルとは時折斬り合いになるときがある。キットは私に退屈な作業を強いるし、私がその作業を拒否すると一向に進まないので作る。そんな感じで渡された課題を渡された勢い以上にお返ししててやるみたいな時間がある。そんな衝動的にプラモデルを作る人…
筆で色を乗せたときに「あっ」という感じ。隣の生徒がいない図工の授業のようなもの、もちろん先生もいないので自由。自由ってなんだ?やり方は、雑誌の見開きの特集だけ。それでも塗ってみたくなる。なんでだろうか。 「塗りたい」というよりは「組み立てす…
雑誌というのは大抵は販促が主たる目的であとはそれがどれだけ表に出ないのか?みたいな面があったり、それとは別に広告収入をアテにした上での刊行形態だったりすることが多いのかなと思ったりするけど、その辺はどうなのだろう。とかなんとか思いながら、…
JRのスタンプラリーのキャンペーンで箸置きがもらえるってことでその箸置きがなんだか可愛らしかったのでチャレンジしたんだけど、俺が集めた常磐線のゴールが我孫子ってことで我孫子に初めてきた。 昔は、こういうものは貰ったらすぐに帰るような人間だった…
違いを見つける楽しみというは、キノコだとか野草だとかを食べるときに「これは毒があるのかないのか?」を判断することから端を発する、生存における必要な感覚だと聞いたことがある。 つまり、見分けがつくことは有利になるという話で、大人数のアイドルグ…
「これは大きいかもな」と思いつつ、好奇心が勝ってタミヤの1/35のT-55を買った。 箱を開けたら案の定でかい、というか箱がでかい。ただ、箱がでかいということは結構な満足感もあって、例えばREDWINGやTricker'sのブーツなんかを買ったときに近い。重さとか…
たまにものをいただく方がいて、箱の中に一筆箋が入っていることがあったりして、僕なんかはそういうものを持っていないから「大人だな」なんて思ったりしたものの、僕もいい感じに大人なわけでそういうものが欲しいなとぼんやり考えていた。 最近は手紙を書…
昨日は何がなんだかわからないうちに終わったが、私の誕生日であった。33歳にもなると自分の関係ないところにしがらみが生まれて、それをどうするのかって話に巻き込まれるようだ。 本当はそんなこと、なければ良かったのになって思うけど現実はそうもいかず…
カバンってのはつくづくわからなくて、それは日々の生活様式だとかそういうものにまつわっているからだと思う。スマートフォンはでかくなり、Air Podsのケースも持ち歩く。財布は外に出るときはいつも。あ、鍵もそうか。 昔はジーパンに何でも突っ込んでたけ…
模型という遊びの中で人を塗るというのは、なんというか専門店で1粒いくらのショコラを買うような感覚に近い。 完成後に生まれるのはその人の営みがはっきりと映し出される世界で、甘みがぎゅっと詰まったショコラのようだ。そして、このときに「ああ、兵士…
技術的な話はすこしわからないというか、やってみたいようなやってみたくないようなという話でもあるのですけど、例えば部屋に塗装ブースがあってエアブラシとかスプレーとか自由に使えると良いなーって思ったりします。 それって道具が実現してくれる模型の…
靴の話はすると面倒なのでしません。っていうと話が進まないのですが、しっかりとした靴の話はnoteでお金をいただく形で書いてあります。 さて、靴の話というのは時計の話と割と似ていて、いわゆる本格革靴と呼ばれるものを買ったのは26歳のとき。冒頭の話の…
なんか特にすることなくてブログ書きたいなって日、ありますよね。私はかれこれ10年以上ブログを書いているのでもちろんあります。 最近は腕時計が欲しくていろいろ調べていますが、一つ気づいたことがあります。 それは、高級時計を買い始めるのが遅かった…
プラモデルを作るときに、永久所蔵品になりそうなものとそうでないものがわかったりする時があって、そこはまぁ、割と簡単に捨ててしまう自分の冷たいプラモ観から来るジャッジだったら自分としてはありがたい限りなんですけど、タミヤの 1/12 Honda CB750F…
今、初めてバイクのプラモデルを作ってます。 初めてのジャンルのプラモデルというのは面白いもので上手く作れるコツなんかはわかりません。あるのは既存のプラモデルの知識だけ。それを組み合わせてコツを編み出します。 バイクのプラモデルは精密で、骨組…
今の会社は多分、ホワイト企業だ。 所定労働時間は7.5時間。残業代も出る。そして、まだしたことないけど月40時間以上の残業は禁止。勤怠管理にアラートが出て上司に報告が行く。俺の月の残業時間は5時間もないと思う。 前の会社は所定労働時間に加えて掃除…
最近は時計が欲しくて、その理由のいくつかは模型にあると思う。 飛行機を作ればパイロットウォッチ、レーシングカーを作ればレーシングウォッチ。しまってある艦船模型に目が行けばダイバーズウォッチ。それぞれを考えると、すべてを統べる存在としてROLEX…
昨日は1日書けて友達の事業の文章作成をした。 気をつけたのは、言葉が彼の作る素材や作品を蓋をしてしまわないこと。提出したものをベースに少し話し合いをして「『これは無駄のないフォルムからくる洗練さ』でパワフルさはあまり無いのでは?」という意見…
いろいろなジャンルのもので「これを買ったらあとはおしまい」みたいな、あがりのアイテムがあって、例えば時計だとROLEXのサブマリーナ、靴だとエドワードグリーンのドーバーとかがそうだと思う。非常に高い満足感と優れたデザイン、汎用性の高さがポイント…
この本の特徴は語の再定義と明文化だと思う。 比較的労働時間中に余裕のあるスタッフはすぐに仕事に対応できるなんて話が序盤のハイライト。つまり、ゆとりが対応力を生み、それが柔軟性につながるという話。 対して全員が忙しく業務に取り組んでいる場合は…
まずこの本の読むコツを書く。自分に当て嵌めて読むということだ。日々の暮らしや仕事、学生なら授業などの自分の生活と照らし合わせながら読むことをお勧めする。 というのも、この本は翻訳にクセがある。これをどう判断するのかは難しい。1987年刊行の本の…
私は、あまりの暑さに負けて最も薄手の風通しの良い赤と白の糸で織られたガーゼシャツ、薄手の平織りのカーキのカーゴパンツで外出していた。 出かけていた妻と品川駅で待ち合わせ、山手線で新橋、そして銀座線で銀座を目指す。 途中で、大きなスーツケース…
昔、ラフォーレ原宿の向かいにGAPがあって、店の前は少しフリースペースというか、階段を上がったところに空間があって、そこはおしゃれな若者達の溜まり場だった。なぜかというと、そこには雑誌のカメラマンがファッションスナップを撮るために待機していた…
まず、今月は試しに日曜の昼頃を定期更新日にしようと思います。 そして、失敗の話ってあんまり聞かないなと思いますが、私の失敗の話がこれから始まります。 海外の模型を二回連続で完成前に廃棄した。どちらも飛行機で、原因はパーツの組み立て方が悪かっ…
数年前にテレビでSEIKOとHUBLOTの工場というか、生産現場を取材したものがあってそのときにどっちの生産現場でも互いのものは決して生まれないなと思ったりした。特に印象的だったのはSEIKOの方で確かGSの工場を撮影してて、限られた時計師がそこで時計を作…