身に付ける物は自分のアイコンだ。
常に、そして長く身に付け続けることで相手に「自分の一部」のように思ってもらえるし自分もそう感じるように思える。いわゆる「○○は身体の一部」というのはそういうことを指すのだと思う。
最近、仕事中もすっとぼけながら指輪をつけている。
この指輪は一年ほど前に買って好きでずーっとつけていたのだけど仕事の関係でつけられなくなってそわそわする日々が続いた。一年でこんなことになるのだから三年も付けていたらどうなっていただろうか。
そしてそれは自分の性分とか、性質を表すと思う。
定番、永遠のクラシックと呼ばれる「いつまでも新しく眩しいもの」が好きな人もいれば常に新しく、流行りのものを取り入れるにしても割と容易いものな気もするのでそういうのを頻繁に買う人もいると思う。
また、服装や人柄からすると「意外」と思われるような物をする人もいる。
いつも古着のTシャツにジーンズなのに腕にはモードブランドのバングルがばっちりついていてたり。それは一点豪華主義であったりする可能性もあるし「いつも」ではない日のその人を想像させるし、実はそれをつけている人自身が「意外」と思わせたいからと狙ってやっている可能性もある(外しっていうのは本当はこういうことを言うのだろう)。
僕は自分が長く身につけているものは意外と華美な物だったりする。
そして古く伝統的で今は定番でもないと思う。
写真の貴族が贈り合ったといわれるシグネットリングなどはカレッジリングよりも高貴な物だと思うが、今はそれほど注目もされていなく、もう一つの指輪は一家で続いてる物で和彫りで太くいかにもな物でもある。