このとんがり具合…。
なぜかイタリアの靴が集まってくる。安く手に入れることはもちろんだが貰えることもあるほどだ。
しかし、というかやはり尖っているものが多く、最初は微妙な気持ちで譲り受けたりしていた…が、履いていると案外いけるんじゃないかと気づく。
そして気づくと普通に履けるようになってきていた。
「普通に履けるように」
といってもやはり靴の存在感が強く僕よりもボタンを1つも2つも多く開けたオヤジが
「オー!そんな色落ちしたジーンズに洗いざらしのシャツじゃダメだよー!」
という声が靴から聴こえてくるような気がする(事実その格好に合わせると靴だけが浮く)。なのでこれらの靴を履く時は必然的に細身のパンツであったり、タイトなシャツの出番が増える。そしてその格好をすると靴はとてもカッコよくなる。何よりいつもと違う自分になった気がしてとても楽しく街を歩くことができ、なんだか新鮮な気分になる。
そのいつもと違う格好が「着こなしの幅」となったのはごく最近だ。
普通の日とキメキメの日というメリハリが靴を軸として生まれるようになり、その幅が自分をファッションの新たな世界に連れて行ってくれている。
良い靴、履いてみるととても楽しいです。