かっこつけるのが楽しくなってくると人生がいくらかマシになるな。
と昨日思った。
もちろん今までの私もかっこいいものや良いものというのは自分なりに考えて揃えていたつもりであったが、それよりも面白くてかっこいいものがあるということを知り実際にそれらを身に着けることになったのはつい最近のことだ。
いわゆるサラリーマン的なスーツとは違う昔から連綿と続いていて最早革新的なものを生み出す必要も無いくらいに完成されているスーツスタイルというものがあるということを教わっていたがまさかこんなにも楽しく、手軽に楽しめるものだとは思わなかった。少しでも良い物を手にし、それを正しく着てみる。
それだけでここまで背筋がピンと伸び、高揚感が得られるとは知りもしなかった。
去年の今頃の私なら「ネクタイを締め、誰か似合いにいこう!」などと思うことはなかったが今の私はそれを考えることができ、楽しいと思っている。
こんなにも楽しいのかと本当に思う。
友人が「せっかく男に生まれたんだ、死ぬまでかっこつけて生きよう」と言っていたのはこういうことか、ずるいぞ。なんて悔しがったりしながらも教えてくれてありがとうとますます頭が上がらなくなった。