Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

ものを作ろう

「ネットの台頭で情報を誰でも取得できたり発信できてどーのこーの」

 

ってのは本当に「今」を感じていたことだったんだけどその「今」もいつの間にか過去になっていてその先の実体を伴ったものを作ることまでもできるようになってるんだなぁーと今度文学フリマに出すものの見積もりを見ていて思った。

 

元々紙媒体のデザインに関わっていたのもあって印刷所の兄ちゃんがわざわざ来たり、あるいはバイク便かなにかで送られてきたり送ったりと「人とのやりとりで印刷物を作っていた」のだけどプリントパックなんかはそういうの全然ないもんね。

 

普通にデータ作ってポチって入稿して指定した営業日通りに出来上がって届いてくる。しかも安い。今度は白黒の一色印刷で作る予定なんだけど32ページ50部とかで1万しないんじゃあないかな。安い。

 

それでいよいよ本当に誰でもものを作ることが可能になったんだなって思った。

 

自分は知識があるので例えば本を作るときはここを気をつけましょう、こうやって作りましょうなんてのは必要な分は知ってるんだけどそれすらも多分調べれば大体出てくるんじゃないかな。レイアウトも自分が良いなって思う紙のサイズを見つけて、余白とか文字の大きさとか真似して作るときっとそれっぽくなると思う。

 

試しに1回作ってみれば良いんじゃないの?なんて。

 

本、というかフリーペーパーやZINEなんて名前にとらわれないで書きたいこと書いて紙の束にして纏めてみる。そうすると「あ、ものの様なものは作れるな」って改めてわかる。自分で何かを作れると思える感覚はあと一歩が踏み出せない人を自由にしてくれるかも。

だって「ものが作れていいなぁ」って羨ましく思っていた人になれるんだから。