数年前は「ワーストバイが見てみたいわー」とかいうお題に対してとんちを利かせるかっこつけが流行りましたが大分減った様な気が。
どのプロ野球チームの試合を見に行くか話し合ってるのにサッカー見に行きたいって言ってるようなものですからね。それじゃあお話になってないならないということにいよいよ気づきだしたのか。
今年も靴を買って買って買いまくったのですが全部靴にするのは去年やった気がするのでジャンル問わずでいってみようと思う。
第三位 J.M.WESTON 705
ズボッと履いてカッコがつく。こんな便利な靴があっただろうかと驚く。
国問わず靴にはそれぞれの良さがあるのだと思っているがそれでもサイドゴアとかジョドファーあたりはどう見ても海外ブランドに軍配が上がる。足の付け根辺りをしっかりと抑えるラストメイキングとセミスクエアトゥのバランス感覚は「外羽根プレーントゥ?、ぽってり?何それ?」と普遍性を感じさせる。コイツを買ってからはロングコートの出番が増えた。
第二位 ateliers PENELOPEのバッグ
この鞄は本当に驚いた。春先からつい最近まで探していて見つからなかったものが新作でぽろっと出ていたので即購入。A4が余裕で入る大きさはもちろんだけども外側についているポケットと肩にかけられるハンドルの長さと痛くならないように太めの幅にしたのが偉い。スケッチブック、手帳、一眼レフ、筆記用具、ペットボトルなどなど余裕で入り私の常に持っていたいものが収まるので感謝している。色違いも欲しいくらいだ。
第一位 J.M.WESTON 330
買ったときよりもいろいろと言いたいことが増えた靴である。
というのもJohn LobbやEdward Greenが外部デザイナーを招き入れ、変化を起こそうとしだしたからだ。
現代的にアップデートされながらもJ.M.WESTONらしさを失わせない木型の設計の中でもやや尖ったつま先にセンスを感じる。外身のデザインはなるほどその手があったかと感じさせるカントリーシューズに見られる意匠をストレートチップにぶつけるというアイデアに一目惚れ。全体的にダブルステッチで縫われているところも良し。
「ミシェルペリーはどこまで見通してこの靴をデザインしたのだろう」と思うので色々言いたいこととも合わせてひと記事書ければと思います。
とベストスリー形式で紹介したのですがateliers PENELOPEをあげたいがために全部靴にするのは止めますと書いた次第、それくらいこの鞄はとても価値がある存在だったという話でしてそれ以外は結局靴なのかよという結果なのですがそれは靴ばっかり買っているから仕方が無いですねという話。てつじ屋のビスポークは二年前に買ったのでランキングに入れていません。
本とか曲とかそういうのをあげても良いかなとも思いましたけど、服好きらしく。ということで。