「良いものらしい」ということは知っていたけど今は良いかなという感じで買わないでいたのがPt.Alfred。
知ったのは8年くらい前か。当時は若く尖っていたため「皆が良いと思うものはいらない」といった形で見送っていたが気づいたら大人になり外に出る日も増えデニムを履く日も日々少なくなり、仕事着にユニクロを試すもこれはダメだと思いウロウロしていた。
ヤフオクで某ギャルソンのチノパンを3000円程度で落札するのがコストパフォーマンスの観点からすると最高なのだが、これもこれであまり思い入れが服に生まれず履いていてテンションが上がらない。
近頃はナイジェルケーボンのパンツをよく履いていて、生地感などに満足していたが本当にこれで良いのかはよくわからなかった。
なんでしょうね。この感覚。「本当にこれで良いのか?」という疑問が浮かぶというか。昔、愛用してるLOLOが「いつかなくなってしまうかもしれない!」とブルックスやラルフローレンへとスライドしようと思ったけど全然うまくいっていない感じにとても似ていて、機械的に処理できない感じ。ロジックで済まさない感じ。ちなみにLOLOは今も元気である。
頭の中の知りうる限りの情報をぐるぐるぐる回していたらPt.Alfredにぶち当たった。それでも「本当にこれで良いのかなーどうかなー」と疑いは晴れない、晴らすには買うしかない。
店に行くと無数のチノパンがあった。そしてどれがどれだか全くわからない。接客を受けないといけないタイプの店で、それが良い店だなと思ったりもした(接客を受けないといけない店というのはネガティブな意味ではなく「良い店」という意味)。
それで買ったのはこの二本。チノパンは形がいろいろあるみたいだけどよくわからん。センタープレスの入ったドレスチノはまだ早かった。細いのは股上が浅い……からこれという感じで進めてくれたもの。
カーゴパンツは衝動買い。どちらも履いていて特に不便はない。チノパンの方はむしろ洗い上がりの感じに少し感動すらした。良いものだなと思う。
あとはまだわからない。
「この安心って必要なのか??」と思ったりもしている。