Re:11colors

だいたい木曜更新です。革靴、模型、日常。

靴の絵と「ペンで描く スケッチから精密描写まで」

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見え方と描き方の話なのかなと思ったり。

休みの日に数時間読み進めている「ペンで描く」いろいろなことに注意深くフォローがなされていて、そういったことが厳しくも優しい本だという印象を深め、作者自身に興味が湧いてくる面白い本だ。

 

 

ペンで描く

ペンで描く

 

 

最序盤の”初歩的なペンの扱い方””トーン構成の実際”で「練習しましょう」と書かれているので練習をするわけだが「線の間隔と線の太さがトーンを表現するのに関わっている」ことを知って

 

「ああ、そういうことか」

 

と一人で納得した。靴の絵を描くことに注力しているのでそれが基準になるのだがシワの表現が難しく、漫画的なシワの処理をしてもどうにも合わない上に、そもそもそれが正しいものかもわからないという状態でシワは見えているけど描かないものとしていたのだがこれでなんとかなるのでは??とやる気が出た。

 

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この辺とか

 

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この辺が練習。二枚目の右上に靴のつま先のようなものを描いたが「いや、こういうことじゃないな」と思ってやめた。描いていると線の太さと間隔の話はよくわかる。自分はそういったことを陰影をつける上でぞんざいに扱っていたからうまくいかなかったのだと。これだけの陰影の表現やペンの線の重なりがあることを知ればそれぞれを丁寧に扱えれば何かが変わるのも必然といえば必然だ。

 

というわけで描いたのが冒頭の一枚目なのだけれど、これに関しても「花、果物、装飾品、本、皿などを描くのに興味がなければ、練習の題材は何を選んでも良い」と作者の手厚いフォロー、要は「興味があるものを描けばいいんだよ、ただし描けよ」といった厳しくも練習を促す様子が非常に優しい。

こちらからすれば「ああ、じゃあ俺靴描くわ」となるわけで。

それで前回も載せたこれをトレース。

 

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その作業中に「待てよこれ、もしかしてこういうことか」と甲に注意深く線を引く。

多分こうだ、線をこう扱えばきっといける……間隔に注意してシワがフェードアウトしていく感じは長さに変化をつけて……。

甲に出来上がったシワを表現するための線を見て「あ、やっぱりこういうことか」と気づいて「じゃあここはこうか。なるほどなるほど」と進めていく。見えてて無視したものが形になっていくのは集中力がグッと高まっていくのを感じてとても楽しい。

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上手いか下手かは別のところで明らかにならなかったものが明らかになっているのはとても良いことだなと思う。特に私は自分が履いた靴を描きたいので実際はこういったシワが描ける方がそこが描けたのは嬉しい。このまま練習すれば、今見えていないものがどんどん見えるようになってきてきっともっと精密なもの、複雑なものが描けるだろう。

ただ、忘れてはいけないのは私はこの絵を文章に添えるために描いていることであって、そこはやはり軽快な感じでいたいということだ。なんて思いながらペンで描くをパラパラ読み進めていたら描く際の明度のコントロールについても書いてあった。

一体この本はなんなのだろうか。

 

引き続き読んでいきたい。

 

 

ペンで描く

ペンで描く