Re:11colors

毎週水曜更新(2021年9月現在)。革靴、模型、日常。

1/48のキューベルワーゲンで取り返す失敗

趣味の良いところって失敗しても自分で取り返せるところだなって思いました。

 

仕事で失敗すると「現場の失敗は現場で取り返せ」的な話になっても実際のところは、同じ現場なんて無いし、同じような失敗されたら困るのでフォロー体制が生まれたりするのか、あとはもうめちゃくちゃに怒られて完全にやる気を失うかとかまぁ、そういうことで自分でなんとかする機会ってあんまりない気がするんですよね。

 

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それで、私ですね、年末年始に作っていた1/35のプラモデルで失敗したんですよね「えーまじ?」って。箱絵と説明書と更に別紙の説明書をうまく見ていればなんてことはない話なのでしょうけど、そんなことは俺にはできない。なぜなら休みの日に作って、そこで組み立てる経験を味わいたいから。それが最後の最後にひっくり返される感じ。一言で言えば「これは納得がいかない」という状態。

 

ただ、こんなことで腐っているのもなんだかなと思ったので新たにキットを買う。

 

「次はコイツだ!コイツで失敗を取り戻す」なんて。

 

というわけで買ったのはどう見ても組みやすい1/48のキューベルワーゲン。独特のフォルムと暑さに合わせた兵士の装備がグッドです。

 

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どう見ても組みやすいとは言いましたが、失敗のしようがあるかないかはわかりません。ただ、これを作っているときの私は、失敗を取り返すという気持ちが強く、自分の精神状態をコントロールすることに熱心でしたので振り返ると「あのときの私に失敗のしようはなかった」と思います。

 

なにせ適切に接着剤を使い分け、クリアパーツの接着も最新の注意を自然に払え、小さなパーツも面倒がらずにピンセットを使うということがスムースにできていたのです。

 

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バックライトやサイドミラーなどをピンセットで適切に取り扱っている自分を感じたときの「良いビートに乗っている自分」を認識したときの自分のコンディションの良さは素晴らしかったと思います。

 

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それに作っているときにこのドカンと置かれたスペアタイヤのモールドが取り付けられている4つのタイヤと微妙に違うことに気づいて楽しむ余裕もありました。

 

 

この精神状態ってめっちゃ面白い。作ることに集中してるわけでもなく集中していて、それでいて微細なディテールに目を細めてニヤッと笑っている。そんな過程をもとに出来上がったもので、なおかつ納得が行くものだからすっごい気分が良い。「俺のキューベルワーゲンができたぞ」という感じ。というか実車ののキューベルワーゲンが欲しくなる。免許とるかとか考え出す。

 

車両、ソフトスキンというそうですがこれらはそういう争いにそこまでコミットしていない感じが戦争とかそういうものにイマイチ関心がないままプラモデルを楽しんでいる自分には具合が良い。程よい現実感があるというか。

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ここまでくると多分、キューベルワーゲンって名前、一生忘れないんだろうな。