Re:11colors

毎週水曜更新(2021年9月現在)。革靴、模型、日常。

見たい姿は見えているか ハセガワ1/48 ドラケン

スケールが大きい航空機はプラを思いっきり薄くできるみたいで、それは翼なんかを触っているとよく分かる。ピターッと薄い板になっていて端に行けば行くほどスーッとキレが増していく。

この厚さのコントラストが生み出すバウンス感はモチーフのシェイプをより躍動的に表現する。

 

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感覚的な翼とは違う、説得力のある壁みたいに高いランナーを観て「ああ、なるほどね」と思う。これは三間飛車の一手早い攻めのような感覚で形になる、ハセガワの1/48スケールのドラケン。

 

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光を浴び、落ちる影は、プラスチックならでは。

重厚感はなく、軽い。ただ「むき出しの素材感」という意味ではリアル。

 

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「洗練」「ソリッド」。そんなフレーズが浮かぶ見た目は、後ろに映るMacintoshと同じ静謐さを持って目の前に現れる。「キャノピーだけをそれらしいグレーで塗るとどうなるか」と思ったら、それだけで十分と言いたくなる「危うい」雰囲気が漂う。

炎のような危険さではなく、触ると崩れてしまうような繊細さ。

キャノピーはスケールが大きいほうが塗りやすい。

 

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私が思ったよりも重い見た目は「この絵はドラケンを重く書き過ぎではなかろうか」と思っていたボックスアートと見事な一致を見せる。ドラケンが頭の中で固定され、よりそのシルエットが鮮明になる。描かれたものが目の前にある。ボックスアートが写真じゃないのは、こういう点でとても素晴らしい。脳内で、プラモとアートが握手する。

 

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塗らないから一番薄いし、起伏に富むし、光の反射もむき出しの質感を生々しく照らし出す。それが、絵に近かったりして、鏡の中の賢者の石を取り出すように、良いものを手に入れてしまった。

 

 

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デカい数字を始めとした独特のあしらいを貼り尽くす。

そう、ジェット機としての形状以外にもにじみ出るユニークさも見たかったんだ。

 

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豊かなバウンス感を押さえつけるようなマーキング。失敗もなければ大変もない、当たりくじだけのくじ引きを自分で仕込んで、自分で引く。

 

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見たい姿を、ちゃんと見ることができたと思う。

 

↓模型はもれなく組み立ててブログにのります。

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