Re:11colors

毎週水曜更新(2021年9月現在)。革靴、模型、日常。

水曜日の靴の話

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靴の話はすると面倒なのでしません。っていうと話が進まないのですが、しっかりとした靴の話はnoteでお金をいただく形で書いてあります。

 

さて、靴の話というのは時計の話と割と似ていて、いわゆる本格革靴と呼ばれるものを買ったのは26歳のとき。冒頭の話の理由もありブランドの明言はしませんが当時8万円くらい。高いですね。昔、仲良くさせてもらっていた方がカメラが好きで「ひりひりとした緊張感を手の汗として握りながら買い物をした」と中判カメラか何かを買ったときに話していましたが、その気持ちまるまるを購入したときには味わったものでした。

 

そして、その靴は今も履いています。そしてそれより高い靴、希少な靴が我が家にはたくさん集まりました。その中で初めて買った本格革靴は偉大なる凡作と言わんばかりに下駄箱にいるわけですね。

 

さてなんで靴の話はしないと言いながら靴の話をしてるのかというと、時計の話につながるからです。極端な話ですが革靴って30万くらい払うと天井が見えてくる。あとは、当時いた会社の先輩が言っていた「(当時の価格で)海外モノを買うなら7〜8万より上のものを買え」という思い出深い話もあるんですけど、参入が割と高いんですよね。その癖天井は低いという。ここが時計とは少し違うんですよね。

 

ただまぁ、ポイントとしては7〜8万、今だと9〜10万くらい出せると選択肢がかなり広がり、いわゆる「道具的な良さを納得材料にする」みたいなことはなくなってきます。ブランドネームのあるものを手にする喜びはコスパという言葉にすっかり覆い尽くされてしまった「本当に欲しいものを買う喜び」がまだ生き生きとしていることを感じさせてくれます。

 

ただ、時計はその辺が微妙なところですね。30万くらい出せるようになると選択肢がかなり広がってきますが、その倍くらい貯めるとROLEXが買えます。それがどうしたって話ですが、これこそまさに争い難い魅力だと思います。30万くらいの時計は多分、7〜8万くらいの靴と同じなのかな?という感覚があります(じゃあ8万の時計は?と聞かれると4〜5万くらいの靴でしょうか)。もし2周目の人生があるなら若いうちに靴にも時計にもバランスよくお金をかけたと思います。33歳で10年選手のハミルトン 、5年選手のロレックスを持ってるのとどっちもまだ1年やそこらというのはこれは同じようで結構違いますからね。そういう意味ではシチズンの100周年の時計2つは良いタイミングで買えたと思います。

 

そうなんですよね。結局、これはなかなかプラモデルでも語られていないんですが、いつ何を買うのかってのはこれはもうかなり大事なんです。僕は靴に関しては1ミリも外して無いんでそこに後悔はないんですけど、そのうちの何発かは時計に回ってたら素晴らしかったでしょう。

 

「男の服装術」に纏わるものとしてはスーツの次に時計や靴は光り輝くものですが、この2つってオフでも使えるんですよね。オフに高い靴を履けとか高い時計をしろとかそういう話じゃないんですけど、やっぱりその辺のものにどう金をかけていくのか?というのはファッションという人生における楽しみの一つを語る上では外せないものだと思います。