Re:11colors

毎週木曜更新(2021年1月現在)。革靴、模型、日常。

シルバニアファミリーにファミリーとして迎えられた話

なんだか気になる響き。

 

シルバニアくじ」

 

どうにもそこら中で開催されているようで私の知り合いなどはくじではないにせよ、コンビニで赤ちゃんシリーズを買ったという。シルバニアファミリーの包囲網が私の周りに確実に形成されている。

 

そして肝心の「シルバニアくじ」だがこれは私の場合は職場からの帰り道、上野ヤマシロヤで催されているものが最も近場。欲しいか?いや、欲しくないか……いやしかしそれにしても「シルバニアくじ」というワードが魅力的だ。ここまで二つの言葉のマッチングの妙を感じたのはあのAKB48の名曲「大声ダイヤモンド」以来、いや「言い訳 May be」以来か。とにかく気になるワードセンスに日に日に頭の中はシルバニアファミリーに占領されつつあった。

 

毎日、花占いのように欲しい欲しくないを繰り返したが、今日、仕事帰りに上野ヤマシロヤへ足を運ぶことにした。あれ、今日は何のために早出早帰りにしたんだっけ。

 

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そして開催されている4Fへ行くと最早「フェア」だとか「ポップアップ」なんて言葉では表せない「ミュージアム感」に圧倒される。すごい。シルバニアすごい。歴史か、歴史がそうさせるのか!と積み上げられた歴史と思った以上にデカい巨大シルバニアに迎え入れられるわけだが、この大きいというのがめちゃくちゃ効く。とにかくデカいというのはすごいのだ。実物大だとか等身大という言葉があるが、その言葉の持つ強さがよくわかる。実物も、等身もないのだけどそういったデカさを感じる。実在するように感じる。とにかくデカい。デカいので、声が聞こえる。

 

「ようこそ!シルバニアファミリーへ!」

 

そんな風にシルバニアファミリーへすっかり迎え入れられた私は頭がすっかりぽわーっとしてしまうわけだけど、冷静さを取り戻そうとした瞬間に

 

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この積み重ねられた歴史の証明のファミリーたちに目を奪われ細かく、可愛らしい世界観に魅了されてしまった。そして、最初に実在しそうな大きさのシルバニアファミリーの「声」を聞いてしまったので彼らの営みが自然と見えてくる……なんだこれは。

 

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とにかくこの物量が示す歴史がすごい。普段は洋服や革靴、時計。そしてミリタリープラモデルなどと物騒なものと目をバチバチに合わせながら「俺とモノの関係」をひたすらに楽しんでるのだけど、シルバニアファミリーはそうではない。とにかく平和なのだ。平和というか、かわいいのだ。あまりにもかわいい。そしてかわいい。喧嘩なんかもしないだろうし、善悪の概念もなくきっと「善」のみで構成される世界だ。だからこそ、私のような30歳を超えた男にも「ようこそ」などと声をかけてくれるに違いない。声が、聞こえたのだ。

 

そして結局、くじは一番下のランクのものが当たった。アクリルのケースに収まって滑り台を楽しむシルバニア。きっと女の子だ。あまりにもピュアで、頬が緩む。緩んでしまうことが恥ずかしいが緩む。

 

これは、しばらくは部屋に飾るが、いずれしまって、本当に心が疲れたときにそっと見るものになるだろう。

皆さんも、シルバニアファミリーへようこそ。