Re:11colors

毎週木曜更新(2021年1月現在)。革靴、模型、日常。

空をまといたいと、FORTISの時計を買った話。

腕時計を買うのは難しい。安いものを買えばなんてことはないが、高いものを買うのが難しい。失敗してもやり直しがきかないからだろうか。また、歳をとると安いものを買うのが難しくなるのでこれもまた困る。俺が買おうと思った時計を若者が楽しそうにつけているだとか、「これいいな!」と思った時計に「甥っ子のプレゼントに」なんてレビューが書いてあったり。

  

思うに30万だとか50万だとかする時計は別として10万から20万円程度の時計は若いうちにとっとと買ってしまえばよかった。興味がいまいち持てなかったと言うのもあるが、いざ調べてみるとこれだけ面白いのだから見ておけばよかったのだ。今思えば見ないようにしていたと言うところもある。友人と話していたけど若いときに買ったものというのは「若いときに買ったものを今でも使っている」みたいな様子が生まれるので、それはそれで素晴らしいものだ。まぁ、何をするにも「遅すぎる」なんてことはないので、買えるうちに買っておくのが良い。

 

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買ったのはFORTISというスイスのメーカーのもの。

パイロットウォッチのようなデザインでバーインデックス、日付無し。

モデル名はフリーガープロJPということで日本限定。

日本限定ということだが、きっと代理店からの要望で作られたのだろう。価格も13万円くらいで主要な価格帯よりは安くエントリークラスという感じで、とにかく一本買ってもらってファンになってもらおうというような意図が見えるモデル。

 

他の時計もいくつか見ていたがFORTISにしたのは全体的に、空や宇宙の香りがブランドとしてよく感じられたからで、比較していたSinnは海、Ball Wacthは陸(鉄道)を軸とした展開が特徴だった。Sinnは名前が上司の名前に似ているので嫌ということで早々に脱落し、Ball Wacthは一見エレガントでよかったが手にしてみると、その装飾性が苦手だった。以前試着したROLEXっぽくなってしまい、ドレスウォッチはROLEXの影が重なると概ねその辺が難しくなるのだろうと感じられた(逆にROLEXを見ておくというのは大事かもしれない)。

 

いざ、時計を買おうとするときに思ったのは自分がどのトライブ(≒部族)であるかを深く考えたり、自分に染み込ませる時間が必要だということだった。空の雰囲気を纏いたいな、ということで選んだのだけどこれはとても満足している。

 

 

 

 

以下書きかけて、ボツにしようと思ったけど勿体無いので蛇足。

 

時計を買うことについて、特に価格についての話になると、「日本の経済について」みたいな話になりつつも具体性を欠く話になるのだけど「新卒の頃から30台半ばくらいまでで給料が順調に上がる」とか、そういうこともあまりないのかもしれない。

 

私は典型的なジョブホッパーで転職しながら給与や労働環境を整えてきたのでその辺はわからないけど、新卒の頃と今を比べると給料が倍にもなってないので、例えば「10年後にロレックスを買うこと」と「2〜3年後にロレックスを買うこと」は生活にかかる負担があまり変わらない可能性が高い(それに時計そのものの値上がりする可能性がある)。

 

新卒の頃に「いつかはロレックスを買おう」と思ったりした頃もあったわけだがそのいつかは今も来ておらず、ロレックスは値上がりし続けた。新卒の給料もあんまり変わっていないようなのでどんどん買えなくなってくる気がする。なので若いうちにポンと買っておくのは悪くないというわけ。もちろんロレックス以外の時計もバンバン値段が上がっていくだろう(私が買ったFORTISの新作は27万ということだった)からますます時計というものが難しくなってくる。

 

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