生活が雑だからか、ポンっといろいろなものを適当なところに置いてしまう。
一時期は物をだいぶ減らして殺風景に暮らしていてそのときは、どこに置こうがどうってことなかったけど今はそうでもない。ただ、ポンっと置いたもの同士が居合わせている姿を見て面白いなと思う時間は悪くない。
休みの日の外出は、青いレンズのメガネを掛けて出かけることが多い。空がより青く見えたり、さっぱりとした視界が広がる。それで帰宅するとポンっとメガネを置いてしまう。
ベントレーのプラモのそばに置かれた眼鏡は、思ったよりも相性が良かったり窓から差す光がいい感じだったりしたので少し整えてから写真に撮ってみたけど、なかなか悪くない。ついつい、海外キットって良いなって目で見てしまうし、思わず手にとって見たりタイヤをくるくる手で回したりする。そんなことをしてるとすぐに10分とか20分とか過ぎちゃうし気分が乗って、他の車のプラモデルを引っ張り出したりすると気づいたら遊んでるというか、自然と楽しい時間に溶け込んでいく。
プラモデルは置物だよなと、プレゼントとして送られてきた完成品のプラモデルの品目に「置物」と書かれたものを見た日から確信していて、置物としての役割を存分に発揮してくれると私は嬉しい。役割なんて結局その時々、それぞれで変わるのだけど、なんとなく風景に溶け込んだ置物を、はっきりと一つの塊として認識した瞬間に思わず触ったりしたくなるのが楽しい。それまでは置物は基本的に静かに私達を待っていると思うので。買ったときの記憶とか、作ったときのこととか、そういうのが思い出される程度に作れるとさらに良い。
ベントレーは初めての海外モデルで、かっこよすぎて「作れなくてもいいから買う」ということで買って作ったもの。今でも恰好いいし、きっと明日も明後日もかっこいい。
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