塗装を教わるという経験をしてきた。先生は私がプラモデルをはじめた結構最初の頃に「あ、この人は単純に俺より全てがうまい」と感じた人で、身近な目標っていうとあれだけど「こういうものを作りたい」というものを作成する方だ。
ミニチュア塗装というわけでタミヤ1/35ドイツ歩兵セット(大戦中期)を一緒に塗った。目の前で人が作業をするのを見るのは初めてだ。「ここを塗りましょう」みたいな話もそうだが、目の前で混ぜられる塗料とか「この筆がいい」みたいな話がマジで面白い。教わる楽しさ。
塗っているとわかるのは「言われたことができているかどうか」というのは、目で理解されるということだ。左ひざのハイライトの当て方を「横に潰れた楕円で」とか「ここはシワの延長線上にもハイライトを入れる」と言われたのちに作業をしたときに膝の楕円が見えてきたり、シワの延長線上というのがなんだかわかってくる。光と陰の書き方みたいなのがはっきりしてくるというか、面を目が捉えられるようになってくる。最後の方は本当そんな感じで「見えてくる」という感覚が面白かった。
今回、初めてファレホを使ったがとても印象が良かった。筆ムラがほとんど発生せずに乾くのも早い。取り回しも楽。シタデルカラーと比較されることも多いけど、メソッドがない分、幅があるのはファレホ。その分陰影がどうなるとかは自分で考えないといけない。シタデルカラーはメソッドがあるのでそれを理解すれば塗装の深みが出しやすいと思う。どっちも「どう仕上がるのか」が見えるかどうかがポイントっぽい。
教室終了後、ボークスでウェットパレットとファレホを、レモン画翠で筆を買って割といい気分で帰宅しました。塗装もうまくなったら、やばいっすね。
今週の物販