Re:11colors

毎週水曜更新(2021年9月現在)。革靴、模型、日常。

塗装日記10/2

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フィギュア塗装をずっとやっているし、ここ一ヶ月くらいで嘘みたいに上手くなっているけど、こんなのは成長期みたいなものでいずれ壁にぶつかるというか、一歩一歩の階段がきつくなってくる時期が来ると思う。が、毎日骨が音を立てて背が伸びるような感覚があるのでそれに乗らない手はない。伸びるときに伸ばさずいつ伸ばせば良いのだろうか。俺は塗装が苦手なんだ。

 

サイトウヒール氏が手がけるLOVE LOVE GARDENシリーズの女性フィギュアが好きで3体ほど所有している。この日はカンガルーガール”ジュリア”を塗装したけど、この世界って原型師と自分の相性みたいなのがあるんじゃないか。塗りやすいフィギュアとそうでないフィギュアがあって上手い人はそこもしっかり見ている感じがする。キット選択の段階で勝負が決すると言うか。果たして。

 

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結論から言うとこのシリーズのフィギュアと俺は相性がいいっぽい。少し肉厚な生地を再現したかのようなバキバキに入ったつなぎのシワだとか、硬さを感じる腕がアクセントをつけやすかった。フィギュアの面白いところは人間をモチーフにしながら原型師の人が良いと思う人体のバランスが形になるところと、ポーズの面白さだろう。作り手の味が濃い世界だ。

 

デザインの話で「椅子というのはデザインは多岐にわたるが少なくとも作った人が、座り心地にOKを出して世に出回っている」というものがあるが、レジンフィギュアは特にその傾向が強く感じられる。

 

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塗るたびに自分に呆れるのだけど、使える色の明暗の幅がものすごく狭い。1から10まで明るさの段階値があるとしたら私は3から7くらいまでの幅で明暗を表現しようとするので10と8くらいの差を7と6くらいの差で表現するし、5と5.5みたいなほとんど差がないものを使っていこうとするので色がどんどんまとまってきてしまう。

 

どうにも納得がいかないので手順を入れ替えて光が当たる部分を思いっきり明るくしたけどこれが上手く行った。ほぼ強制的に明暗の幅が広がる。逆に暗いところを思いっきり暗くするとどうなるのだろうか。服の色は知人がくれた朝焼けの写真をそのまま引っ張ってきた。髪の毛は知人の髪色が水色なのを思い出して水色に塗ったけど、最初に塗ったときはドラゴンボールのブルマの髪色になったのでめちゃくちゃ変な汗をかいた。

 

とはいうものの徐々に明るく塗り重ねていったら良い感じになったので、この辺の「うわっ」てなるくらいまでやると言うか、色空間のどこに自分が手を突っ込んだのかがわかるようになると良い感じっぽい。

 

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私が感じるフィギュア塗装の面白いところは思いもよらぬところで色の表現の幅が広がることだ。ある色をきっかけにそのまま世界観が作られる。それに、普段は思いつかないような色を使いやすいし、組み立ての手間も少ないので塗装に集中できる。増えた色の引き出しが、いずれ作る大好きな飛行機模型を綺麗にしてくれれば、いよいよ上手くなってきたなと言う感じで楽しい。

 

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