印象派は、光を描こうとする中で絵の具が混ざり合うと色の鮮やかさが失われてしまうということに気づいてしまい苦心したというが、それより何より外の光を捉えようとするために野外で創作する時間があったりとか完成までの製作日数の短さなども特徴だったそう。
仕事の勤務時間が不規則になってしまい、精神を安定させるために毎日毎日塗装をしていたのだけど、これがうまくいかなかった。「色を取り扱うだけ」かと思いきや製作日数などの周囲の要素も関係しているようだ。確かにそういう意味だと休みの前日に深夜まで頑張って翌日の朝に程よく脳が整理された状態で見るフィギュアは夜と違って、どこに気を配ればいいかが良くわかる。
途中まで塗ったものを一回マジックリンで全部落として塗り直し。
好きな色である緑で塗っていってだいぶ雲行きが怪しくなっていたものの茶色を使い出したらまとまり出した。「まとまり」とは頭の中にある様々な配色の数だけ感じることができる要素で、それがわからないと不安になり、踏み出した一歩が暗黒への始まりなのかもしれない。
私は膝当ての色をオークで塗ったあたりからまとまりを感じ出した。厚手のざっくりとしたキャンバスか、フエルト生地のようなものだと認識することができたであろうから。その好印象があって髪の毛はその日に衝動的に同じ色に塗られることになる。
自分にはセンスがないとは言わないけど「例えば顔塗るときに緑を塗るような発想はないな」と思い緑を塗った。調べてみるとわかるけど絵画においてこういう技法があるが自分と相性が良いかは不明。うまくなりたいというよりは「これは良いものだ」と思うものをつ売り出せる幅を広げたい。
顔に淡いピンクを薄く重ねて肌を作っていくのだけど、肌色をうまく作るというのがまだできない。でも楽しいんだよなこれ……そりゃ胸像のミニチュアを塗る人が多いわけだ。普段から見ている肌色、綺麗な肌色をじわじわと再現していくことに面白さがあるし、うまくいくとニヤリとしてしまう。
いろんな色の肌色を作りたい。アイメイクは白目部分も含めて周囲を塗りつぶしてから白目を塗れば失敗しない。塗装で難しいところはこういう部分だと思う。日常生活でありえない手順で色を塗るというか。目に対してメイクを施すわけなので、一瞬白目、黒目、アイメイク、の順だけど、そうではないので脳がグルンッとねじれる。
フィギュア塗装にもし、発想の面白さという余地があるとするならそれは顔まわりの色合いにあると思う。緑色の目や、緑よりの茶色の口紅。茶色よりの緑の髪の毛。思いもよらない色を生み出して、綺麗だと感じたあとに肌に塗っても問題ないかメイクの画像を見てチェックする「緑色 口紅」とか。
朝の光を頼りに肌色をチェックするが、やっぱり夜よりも綺麗に見える。
いいですね。全体のニュアンスは朝に確認するのが良いと思う。
フィギュア塗装の難しいとことは手順を守る、配色がうまくいくかを注意深く見守るというところっぽい。それに加えて自分の場合は製作速度も関わってくるようで、とにかくやってみないとわからんみたいなことが多すぎる、それに配色のジャッジは良いと思う配色をうまく再現する塗料が必要になってくる。
が、こうして記録に残すことで次の塗装が楽しくなればと思う。
HONEMITS PRODUCTS(ホネミッツプロダクツ) 1/20 宇宙船整備員 サヴィーナ航海士でした。
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見るといいもの(エンディングのダンスがかわいい)