Re:11colors

しばらく毎週月曜日更新(2022年7月現在)。革靴、模型、日常。

大好きなプラモが再販されるので語りたい PLAMAX minimum factory みゆき

 

革靴なんかは、理論上履きやすいフォルムを形にしてしまうと、結構生々しい足の形になってしまいあんまりかっこよくなかったりする。

見た目と履きやすさのバランスをどう取るのかという課題は、一人一人の足に合わせて設計されるビスポークシューズの場合に顕著に現れる。足の形があまりかっこよくないと靴の形もそうなってしま……わないようにするのが靴職人の腕の見せ所というわけ。

そういう意味では昨今の3Dスキャンによる実在する人物を元にした原型作りって相当面白い。タミヤのフィギュアなんかは導入したての頃と現在では、まさに今お話しした革靴のように、モノとしてよく見えるようにバランスを取っていった変遷みたいなのがよくわかる。

 

 

こういうシーンになってくると却って面白さが際立つのはPLAMAX minimum factory みゆきのような存在だ。

原型師の小抹香さんが、山下しゅんやさんのイラストを立体にするという「架空のものを実在させる面白さ」が妙に説得力のある身体に宿っていて、とても不思議な気持ちになる。実在の人間よりも本物っぽく見えるが、存在そのものは全くの架空という。

みゆきを作っていて感じたのは「もしこのジャケットがなくて、ビキニ姿だったら」という感想だ。具体的には、脚や腰回りの気合の入りまくった造形のままの腕や肩だったらどうだろうかということ。そのまま上に行くと二次元的な造形の顔があるので、どのような姿になるのかが気になるのだ。

 

 

実物はジャケットを羽織っているので、そんな想像は夢の中に消えてしまう。だからこそジャケットが気になるのだ。

たまたまだと思うけど、このジャケットが3次元的な身体と2次元的な顔の境界線になっていると思う。立体物としての美味しさと、イラストの可愛らしさがどっちも成り立つような重要なパーツというか。あご周りもヘルメットを留めるストラップが、平面から立体に起こす中でいい味を出していると思う。うまくつじつまが合うように作用しているというか。

そんな平面が立体になる面白さがたっぷり詰まったみゆきがようやく再販される。イラストや原型もそうだけど、トリッキーかつ精密なパーツ分割も楽しいので個人的に一番好きなプラモデルです。最大受注可能点数分は買おうかな。というところ。今月は色々買い物したので、5月になったらすぐ注文します。

 

goodsmileshop.com

 

買いましょう。