Re:11colors

毎週水曜更新(2021年9月現在)。革靴、模型、日常。

プラモデルの成型色と日常に集まってしまう色について

 

今日から静岡ホビーショー2022が行われている。個人的にマックスファクトリーというメーカーが発売している「ミニマムファクトリー」というシリーズが好きなので、新作を楽しみにしていた。

 

マックスファクトリーは、静岡ホビーショーみたいなイベントではYouTubeでゲリラ配信を行う。今日は12:30頃に配信の通知があって、お昼休みだったのもあって見ることができた。配信ではミニマムファクトリーの新作の装甲騎兵ボトムズの固定ポーズのプラモデルについて紹介されていて、画面に映る2種類のプラモデルはそれぞれオレンジと紫色の成型色(プラスチックの色)だった。

 

配信は2人で行われていて、MCの人が成型色に関して「何をイメージしましたか?」と、製品担当っぽい人に話しかけていて、それがとても印象的だった。というのもそれに対する回答に感心したからだ。オレンジの方は「夕日だとか朝日をイメージしている」紫色の方は「夜景の光が当たっているような感じ」ということで、成型色に担当者が意味を与えている。

 

 

装甲騎兵ボトムズのプラモデルという意味では、ロボットそのものは緑色なので緑色にするのがセオリーだろう。そこにイメージを盛り込んだというのは、このプラモデルが「動いているロボットを再現する」のではなく「ロボットがある情景をイメージとして再現する」という面白さがあるように感じる。

 

プラモデルの成型色というのは、塗装をする場合はグレーの方がやりやすい。というのも、モールドと呼ばれる細かな凹凸の陰影を認識しやすいからだ。反面、塗らない場合は、何か色があると嬉しいし、そのおもてなしの最たる例はガンダムなどのプラモデルの徹底された色分けだろう。

 

その中間に位置するのが、今回話題にしているボトムズのような、単色でグレーではない成型色だと思う。タミヤのミリタリー物のプラモデルは、国ごと、戦地となった部隊ごとにオリーブグリーンや、サンドベージュを用いたものも多い。これはこれで、やっぱりボトムズのように「イメージ」を盛り込んで、製品そのものに匂いをつけているように思う。

 

 

あと、単色で成型されたいろんなプラモデルを作ったり、色を塗ったりしてわかったことがある。それは、私たちが暮らす部屋には色が溢れているということだ。お気に入りのマグカップや手ぬぐいなんかは好きな色調でまとめられていて気分がいいけど、間に合わせで買った安い菜箸は手が触れるところは真っ赤。

 

どれもお気に入り見た目のものにするだなんて、調子のいいことはできない。一番使いやすいめがねの曇り止めは薄いピンクのボトルだし、肌に塗るNIVEAは俺がどう頑張っても緑色のパッケージになる日は来ないだろう。

 

そういった、勝手に集まってくる色たちと様々なコンビネーションを見せてくれるプラモデルは、色分けされたものでも、グレー単色でもない。オリーブグリーンやサンドベージュ、あるいはオレンジやパープルであったりするものなのだと思う。

 

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