Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

私のオトナ英語制圧計画

 

「年をとったから経験で、クリアして見せる」

 

うちの父親がスーパーボンバーマン2のストーリーモードを15年ぶりにプレイして、当時のように進められずがっかりしたという話を私にした、次の日の一言だ。

 

妙に頭の中に残る一言で、父がこの世を去って10年以上経ってもまだ覚えている。もっと子供の頃の心温まるストーリーとかそういうのがあればいいのにね。「ボンバーマンをクリアしたい!」と言ったのは私が二十歳を越えた頃だったと思う。大人と大人のする会話が、これだ。

 

私は、英語が苦手だ。諸事情で専門学校に進んだので、どの学問にも「仕方なく学び続けることを諦めた」と胸を張って言えるが、英語だけは例外。つまづいた瞬間はまだ覚えている。中学校で習う「三単現のS」というやつだ。そこから徐々に授業についていけなくなり、高校ではついぞ50点以上を取ることがなかった。そのまま、苦手なものとして固くなり、ゴロッと転がるようになった。

 

ところが先日「中学校の頃よりも頭がよくなっているはずだから、その経験を元に今から英語の勉強をしたらどうなるんだ?」という仮説が急に浮上した。オトナ英語制圧計画だ。さっそく英語が得意だという知人に、おすすめの教材は何かと聞いて回る。私の英語力を一番低く見積もった人からのおすすめでとりあえず、Mr. Evineの 中学英文法を修了するドリルを買った。

 

買うときに驚いたのは本屋の棚一面を埋め尽くす英語教本の数々。「英語を喋りたいと思う人が多いんだな」と思うと同時に「これだけの選択肢があるなら、合うものもあるはずだ」と中学校の頃には感じなかった気持ちを抱いた。「頭が良くなっているとは限らないじゃないですか!」と私に言った、会社の女の子に言い訳がましく私が言った「いや、でも、多様な学び方に触れる機会が今はある!」という言葉は、案外間違っていなかったようだ。

 

勉強を始めてみると「蛍光ペンの銘柄が統一されていないと書き心地がストレスに感じる」だとか「左利きの俺には快適に書けるボールペンはSARASAのみ」とかそういう細かなストレスが気になるようになってくる。それも、文房具売場に行って全部解決することにした。

 

「これが悪い」「これが良い」みたいなのが理解できて、欲しいと願い、それを手に入れることができるのも大人だなと感じた。問題を解くためのペンは飽きないように淡いニュアンスがついた0.5mmの物を数本。赤いボールペンは、不正解の理由をしつこく書き込めるように0.4mmのものにした。全部、わかっているのだ。

 

今は、Mr. Evineの 中学英文法を修了するドリルをLesson7までやった。驚いたのは、躓いた三単現のSは「be動詞がisになるやつはSをつける」という方法で教えてくれたこと。そして、SVOCを使った文法表現も執拗なまでに教えてくる。教わった型のとおりに進めると、解けるし、作文も少しはできるようになった。

 

今年は、英語をやっていこうと思う。

 

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと

 

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