Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

再び、音楽とファッションへ

 

3月の頭に久しぶりに私服で友達と飯を食いに行ったんだけど、彼女はめっちゃおしゃれなわけ。で、俺はというとまぁまぁおしゃれな格好をしていったのだけどなにか違う。

 

なにこれ?ってなって考えてみると、ここ数年はまともに人と遊んでなかったし、今の仕事はスーツで働かないといけないので、私服が時代に置いてけぼりになってたんだよな。反対にスーツは悪くないんだけど。というわけで、俺のワードローブは現在なんか変な歪みが発生している。私服を着慣れていないし、今の服になっていないので、なんかチューニングがうまく行っていない。

 

歪み自体にはなんとなく気づいてたんだけど、放置していた。というか、なんだか正体がわからんという状態だった。なぜか。それは一人で出かけるからだ。それが二人で出かけると急に「あれ、数年前は俺とお前は同じくらいのグルーヴ感の服を着てたよな?」とはっきりと差が出ていて、びっくりした。あれ俺どうした?なんて。

 

 

慌ててどうにかしないとこれはまずいなと思って、洋服を見ることにした。ただ、これが結構難しい。一度忘れてしまった感覚って本当に戻ってこないんだな……と思ったし、それに感覚を戻すも何も、歳をとってしまったので当時の感覚を戻しても完全にはマッチしないというのは容易に想像ができた。センスは、自分とともに歳を取らせないとだめなんだ。

 

それでも、割と好きで最近穿いていたアディダスオリジナルズのナイロンパンツが取っ掛かりになってあることに気がついた。「そうか、音楽か」。

 

音楽とファッションの関連性は、ひと昔話題になった。今はどうなんだろうか。俺はHIPHOPが好きなので、HIPHOP的なアイテムとしてアディダスの真っ黒なコーチジャケットを手に入れた。それを着てみると「ああ、これこれ」ってすぐに納得がいった。ここでラッキーだったのはHIPHOP自体が、音楽としては比較的歴史が浅く、それでいてファッションを含むカルチャーとの密接度が高かったところだ。

 

 

まさか、こんな形で再び「音楽✕ファッション」という語り尽くされたテーマに自分がぶち当たるとは思わなかった。そういった観点から見ると、今の服装文化との親和性もまぁまぁ高いのが面白い。地元を愛するだとか、個性を尊重するだとかに対して、気に入ったグラフィックをTシャツやスウェットにプリントしたものを一枚から受注生産してくれるサービスだとか、ローカルに根ざそうとする洋服屋が少しずつ増えてきたからだ。

 

例えば、俺の地元には文字通りHIPHOPな店が数年前にオープンして、結構しっかりとしたデザインで地元愛を表現したオリジナルの服を売っている。それを着ることに文化性を見出しているので、暇になったら早々に買いに行きたい。そうやって、ファッションセンスと意味がかなりしっかりと交わってきていて交差点にはHIPHOPという音楽のジャンルが自分の中でしっかりと立っているのが面白い。

 

今日の物販

 

 

3 Feet High And Rising

3 Feet High And Rising

Amazon
De La Soul is Dead [Analog]

De La Soul is Dead [Analog]

Amazon