好きな色は緑だ。あとは黄色と青も好きだ。
黄色と青が好きなのは混ざると緑になるからだろうか。
スーツやシャツ、ネクタイや靴でも緑のものを持っている。
緑は、良い色だ。その中でも、あまり見ない緑は良い緑のことが多い。
オリーブグリーンやカーキと言われる緑はよく見る。合わせやすい。
ライトグリーンなんかもそのような気もするが、実際はライトグリーンは将棋で言うハメ手みたいなもので知らなければ新鮮ではあるが、知っていれば「珍しいと言われている緑としてよく出てくる緑」という認識を持つようになる。
ああ、サイバー感のある緑ね。なんて。
ミントグリーンと呼ばれるような緑はどうだろうか。
一瞬、思い浮かばないだろうし、共通のそれも浮かびにくい。これは良い緑である可能性がある。ミントグリーンに限らず知らない緑は、すっと浮かんで消えてしまう。そこに存在しているが実態はつかめない、雲のような緑。知らない緑は、作れない。
私はこの緑をかなり繊細に作った。繊細にと言うのは頭の中にある緑を再現しようと注意深く混ぜたということだ。軽くないし、派手でもない、でも爽やかで良い緑。鮮やかすぎず、くすまない。
そしてそれが合う模型があった、部屋における物があるというのは嬉しいことだ。
エレールから発売されたシトロエンのメアリは、実際にも多彩な色展開があるせいもあってか色を受け止める力が強いと思う。また、四角い形状で、波打つパネルがその形を強調し、引き締める。そうして現れた、わかりやすいフォルムは何色に塗ってもその塊としての強さを損なわない。
また、ソリッドなシェイプに反してダイヤモンドステッチが走るシートが面白い。
これは実車とは違うそうだが、ベッタリと塗らずにムラを残すように薄く塗るとボディと風合いの差が如実に出る。室内の照明を浴びたときのそれぞれのギャップも面白い。
また、ハンドルはシートと同化しないように色を分けるとそれぞれの形がしっかりと浮かび上がる。確かにヘッドライトのカバーは無いが、気にせずに作っても別に良い気がする。というか、ボディの色が決まってしまうとこの車は全てが許せる。それでいてボディの色は決まりやすい。
念入りに、頭から手を伝い、それを目で確認した色で塗って「これはいい色だ」と言える一台を作ってみてはいかがでしょうか。
おすすめは明るい色ですね。
今日の物販
CITROËN ORIGINS 100年のシトロエン (BIGMANスペシャル)
- 作者: 世界文化社
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2019/05/31
- メディア: 大型本
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E-メアリもかっこいい。