Re:11colors

毎週木曜更新(2021年1月現在)。革靴、模型、日常。

上達のときは

数ヶ月前に同じことをしているはずなのに、それでも今の方が上手くなっていることが、自身の一挙手一投足ににじみ出ている。

 

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セガワのミラージュF.1Cを作っているのだけど、これは2機目。値段も安く、手頃なサイズ感で洗練されたルックスというわけで、好きな飛行機。1機目は数ヶ月前に作ったのだけどそのときと比べるとちょっとした動きに慣れを感じる。パーツの貼り合わせ方でしっかりとくっつけるところ、曖昧しておき、あとで調整して固定するところ。接着一つにとっても微妙な判断が頭の中で下されているのがよくわかる。

 

特に曖昧にしておくべき部分はコックピットの側面をボディ内側につけるところで、そこを流し込みタイプの接着剤でピシッとつけてからボディの左右を合わせると、真正面から見たときに、座席が中心からずれることがある。

だから通常の接着剤で曖昧につけておいて、ボディの貼り合わせ後に位置を改める。

 

サイドワインダー(主翼の端につく武装)などもそうで、凹凸で合わせる部分は嵌め合いがアバウトなのでこれはあくまでガイドとし、その前後の翼端と武装がピタッと合わさる部分で接着する。こうするとビシッと位置が固定される。本来はこれが正しいのかもしれない。

 

そういう一つ一つに気づけ、実行できる。これは「模型が上手くなった」という事実になると思う。今までは気づかなかった、接着という行為に隠れたいろんな貼り方。

貼ることで確かに完成へと進むわけだが、貼れば模型ができるわけではないということがよくわかる。接着は正しい位置にパーツを固定するための手段でしかない。そして正しい位置を探る行為を何度、組み立ての段階で行うのか?

 

私はよく模型を作るときに手に持ってぐるぐる回す。片目をつむり、座席がずれていないか、武器の角度は正しいのか、デカールは左右で大きな差異がなく貼られているかをよく見る。その瞬間が好きかどうかは別として、自分で印象に残るシーンだ。

垂直か、水平か、左右対称か。ずっと見ていると思う。

 

模型のかくも残酷なところは、この位置を決めるという行為がズレてしまうとどうにもならないところだ。そしてそれは「どこがズレていてはいけないのか」を探る行為もある。そこがわかると、ある意味でパーツの歪みや精度を問題に挙げなくなる気すらしている。どこか一点をバシッと合わせてそこを基準に構築されていく節が模型にはある。

例えば美少女プラモデルで言えば顔なんかはそれにあたって、他がどんなに良くても、そこがダメだと台無しというわけだ。それぞれの模型にそういう箇所があって、更に言えばその模型の部分部分で「ここはあっていないとダメ」という厳しい箇所がある。

 

上手くなったなと思うのはその瞬間瞬間の確認作業と固定させるタイミングや手法だ。見る目がよくなっているのがとてもわかる。

 

↓模型はもれなく組み立ててブログにのります。

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