Re:11colors

毎週水曜更新(2021年9月現在)。革靴、模型、日常。

赤い飛行機、Color variation

赤い飛行機を見ていいなと思った。

 

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これは、作った人の心が伝わったのだろうなって感じがした。飛行機は他の色に塗るのが難しい。整合性がなかなか取れないと思っているのだけど、そんなことはどうでも良くなった。

 

今まで「好きな色で塗る」ということに関して少しロジカルなボールをぶつけてて、だからこそ「気軽に」とか「思った通りに」ってほんとにバカだなって思うときもあったんだけど、それは作った人間がそういう事を言ってしまった瞬間に、その模型が「そういう存在」になってしまうらしいということが今回よくわかった。

 

模型は確かに、今の自分がそうだけど上手くなると一気に上手くなって、それはもう自分でわかるくらいに上手くなる。タミヤウォーバードを右往左往しながら作ってた俺はもういないし、週末に完成させたいと気を急いで思わぬトラブルに巻き込まれる俺も随分と姿を現す機会は減った。だから、今はフォッケウルフはまさに「気軽に」作っている。

 

「ああ、気軽に作れてしまうな」

 

そんな風に思いながら進めているけど、だからといって各手順を撫でるように作ったわけでもなく、色の調合なんかは特に気にしてやったし、筆塗りによる塗装も言葉にしにくい具合を見ながら、そしてチャレンジしながら行った。塗装はやはり第1層を剥がさぬように塗ることに「筆の当て方、力、塗料と溶剤の量」が関わることがよくわかる、良い時間だった。あとは塗膜の形成を目で確認しながら塗るのも楽しかった。

 

きっと何にでも言えることだが、上達することと心に余裕が生まれることはほとんど同義でだからこそ見える世界が少し変わる。必死に山を登っていたのが、ふと落ちている石や草木に関心が湧き、鳥の鳴き声の違いなどを楽しむようになるように、模型も上手くなると見える景色が少し変わる。

 

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俺が、模型をどうこういうとしたら「興味があるならまずは気に入ったのを作ってみようよ」くらいしか言えないような気がする。

山や海へ誘うにはそれだけで十分な気もするが。