Re:11colors

だいたい木曜更新です。革靴、模型、日常。

水風呂

背中を抜ける水は身体の熱で温度が上がり、ぬるくなっていた。

 

一昨日、銭湯で水風呂に入りながら模型について考えたり反省をしていた。

途中で、遊びにそんなに熱くなっている自分をバカにする様に道具を投げ出し、テーブルから離れる自分が浮かんだが、模型は遊びは遊びだがこうして文章を書いたり何をどうするかを悩んだりする点では仕事に近いと思うし、それに自分らしさを注入してやろうと目論み仕掛ける自分を裏切るようで、もう一度考えようと思い直したときに心の熱が冷めないことと同じくらい身体の熱が冷めていないことに気づく。

 

水風呂は身体の芯まで冷やし切ることはない。

 

手元のG-SHOCK miniのストップウォッチは7分あたり。いつもなら5分と決めて耐える時間は過ぎているが、身体は、実のところは冷えていないという事実がよくわかる。むしろ、身体の中心へと意識を向けていくと内側から熱が発せられていることに気づく。皮膚はその境目で、その冷たい熱いの間にあるようで、今度はそちらへ注意を向ける。

指先などの末端は冷たい感覚の勝ち。腰や背中、腹などの中心部分はその逆。ここが熱源だ。

 

試しに寄っかかっていたタイルから背中を話すと、ぬるめの水が背中を通る。タイルと背中でせき止められていた水の温度が上がっていたらしい。

 

背中も水に触れるので、身体は360度水に囲まれたことになる。これでもまだ、暖かい。

 

身体は本当には冷えない。今、何分だ?17分。長い。明らかに長いがもう少しこの状態をキープオンだ。じっと身体の感覚を頼りにさらに浸かる。

俺は風呂に入っている間に良いアイデアが浮かぶことが多いので、感じることを忘れずに考えることにも意識を向け出す。

 

「HellerのHバンを作るということは部屋に、動物を飼うような感覚に近い。全長は別として高さがその存在感を増すし、何より手をかけてやらないと行けない部分が多いがその一方で、そのポイント1つ1つは構造と力を分からせるものであったり、何をどのように再現するとグッとくるのかを分からせ、惑わせる。手をかけてやらないと行けないと、書いたが自ずと手をかけたくなる。細かさに、席を立ちたくなるが、それと同時にもう一度、もう一度と腰を入れ直す場面が多いのも、自国の車を形にするプライドがそうさせるのだろう」