Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

ノンストップライティング、梅雨

・はじめに

ノンストップライティングを15分でやりました。なので文章は支離滅裂な部分がります。あとこれは文学フリマに向けて出す新作についての悩みなんで読んでもあまり楽しくないと思います。記録用。

 

紳士靴シリーズ新作について悩んでいます。どうすれば良いのか。
悩みの理由としては靴の絵が大変なのと靴の文章がもうそろそろネタ切れというかお客さんが飽きているのではないかというところ。

実際のところ見てている人は毎回変わらず買ってくれているような気もします、飯塚めりさんのカフェモンスターのような感じで長く続けることで面白いコンテンツになるような気もしますが、何より自分が飽きてしまっているような不安があります。
ただ一方で知人の方が言うように「飽きることは普通」という気もします。

なら何か新しいものを考える必要がある気もするし、でも続けることの楽しみもある気もするし。うーん。まぁなんというか「売れる」というところを念頭にしていると販売の度合いなんかもそうだし結局「絵」なんですよね。あと掌編ってのが効いてるっぽい。休憩時間に読んだり、電車でちょっと読んでみたり。その辺の買ったあとならではの冷静な筆致って効くよね。って思うだからそういう意味だと今までの通りで良いのか。
もっとマニアックな感じにするつもりはない。いまのデザイン空間って意味だと結構ネタ切れかななんて思うけど読書猿の本のアイデア発想法を試してみると良いのかなその辺で良いアイデアがでればナイスな気もする。
要は自分が楽しむスイッチができていないから結局のところは腰が重くなるしその辺のこうなんていうか難しい。アイデアがどう出てくるのかっていうか。
絵のできる過程とかそういうのを載せられれば良いのかも。
実際に今日はそういう意味だとまぁなんていうか下書きとかウォーミングアップなどを載せてみても良いかなって思ったし。でもそれははてなでやってもいっか。
あと、ふと思ったけど風呂上がりにオーダーしたモンキーブーツ書きたいなって思ったからそれは書いて良いと思う。書きたいものを書く。
「絵に関しては」端的に言えば書くのが楽しいし良いリラックス感がある。一方で文章は書き尽くしている気がする。ブログなんかも含めると10年くらい書いてるわけだから、そうか。

文章に関してのテーマ設定とかそういうとことを読書猿の本を使って書きつくすってのはナイスな気がしてきた。発想法を試してテーマにする。
ただ、エッセイ的な側面掌編であることはなんかこう、温かみとかそういうのがでるのかな。履いていて思うことってもうあんまりないんだけど。履き尽くしているというか。ただまぁそういう点だと持っている服とかとの合わせで表情が変わるなとかワークとドレスの間で苦戦する感じって自分らしいないいなって思う。それで靴が増え続けるというか。その増え続ける感じも書いても楽しいのかも。そういうなんかこうドツボにハマる感じというか。細かディテールって意味だとあ、今思ったわハンドステッチがこうモクモクする感じは美しい。それは描きたい。楽しいと思う。

手で書くって意味だとそうだね。ステッチをしっかりと書き込んでみる、部分的に高解像度の絵を描いてみるなんてどうだろう。実際紳士靴九話ってその辺の部分部分のイラストが楽しいものでもあったと思うし、今ならあのテイストでじっくり書くと重厚感が出るような気がしてきた高解像度で好きなところを書く、全体像も書く。それは楽しいかもしれない。よりすぎるとフェチになりすぎるか。あとはまぁ、画力だよなぁ。
超絶技巧なんてのは自分にはないからその省略感とかグッと寄った感じで結構楽しい描けるかもそこのさっぱり感みたいなの活かしたい。このここが良い!みたいな。例えばなんだろうな J.MWESTONの330はつま先の尖り具合が良いわけで、あとはソールとコバの色がそれぞれ黒と茶色に分かれているところとかも好き。あとオランウータンの話に戻るとこれはもうあれですよねキャップと最初のアイレットとの間に生まれた隙間がシワでグッと広がるのが楽しい。あれは本当に良い。もう一足欲しいくらいだ。あとはなんだろうなそろそろ書くことがなくなってきた気もするけど、コンビシューズとかそういうのも話にしたことないか。結構そこの色合いというかなんというか。それを「靴好きって感じがする」みたいな。

あとはそうそう、女性がよく見てくれている、買ってくれるって結構面白いよね。その辺の世界観ってどうなんだろう自分が作っているものがどんどんよくわからん方向に進んでいるのは楽しい。冷たくシーンとした様子っていうか「ここがこうでこうなんすよ!」みたいな熱い話って見てて楽しいって思わないからそこは淡々としたい。靴って特にその辺のマニアック感をこう、薄くしていく方が楽しく読める気がするし、難しいんだけどその辺のネタ出しをこうね。

紳士靴一枚「チロリアンシューズ」

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Twitterで前回は宣伝したけど、今回はブログでも。

日本の靴って↑にも書いたけど真面目で丁寧でしっかり作るみたいなのが割と印象的に強いというか。本当は他にも色々な表情を見せてくれるし、国単位で分けることはあまり意味のないことなんだけど。

それにしても、山が多い国なんだから山の靴は「ならではの靴」なのではないかなんて思う。今も残っているメーカーはあるけど昔はもっとたくさんあったのだろう。

 

印刷物に書いたけど三交製靴の靴を存在を知っていながらスルーしたのは私の不明がいたしたことでして。今思えば「丸善で売っていた」とかそういうところも興味深いポイントだったのに、あの頃はボテッとした靴に少し拒否反応があったので。

 

現存する幾つかのそういった靴を作るところのものは幾つか手に入れておきたいと思う昨今。

 

というわけでネットプリントセブンイレブンのマルチコピー機にて宜しくお願いします。

KICK THE CAN CREWが帰ってきた。


KICK THE CAN CREW「千%」MUSIC VIDEO

 

とにかく、帰ってきたのである。およそ14年ぶり。

待ったか?待ったとも!帰ってくることを!

 

「千%」は個人的には「頑張る人の頑張りを肯定する曲」という印象。

 

かなり達観している様子というか「俺も頑張るからお前も頑張れ」みたいな感じでもなく「頑張ってる姿を伝え続けてパワーを与える」とかそういう同じ目線というより「上」な感じもするのになぜか同じ目線にいるような気がする。なんだろうかこれは。

だって「頑張って良いんだよ。頑張ることはダサいことじゃないんだよ」みたいなニュアンスってなんかこう、身近ではないじゃないですか。そう感じるのは俺だけか。

少し神様的な様子があるというか。それなのに、何でですかねぇ。KICKが好きだからですかね。

 

私が年をとったからというのが多分にある気がしますが、それにしても聴いていて染みる曲だ。歌詞で魅せるって意味でもMCUの普遍的なテイストってやっぱり今聴いても異質でかっこいいし、KREVAの 軸がブレない 澱みない 歩き出し まるで背中押すように指す光 あたりの抽象的ながらも覚醒を確かに感じさせるところは痺れるし、LITTLEだって本気はマジ 真剣はガチに続く彼ならではのパンチラインはまるで伝統芸能を久しぶりに見るかのような感動を覚える。

 

あとはやっぱりどう見ても「帰ってきた感」がやっぱり強い。

これは本当にびっくりした。14年ぶりなのに俺が思ってたKICK 像とブレがない上にアップデートされてて「時を経ることで何となく失われてしまうもの」ばかりなのかなって最近思ってたけどそういうものばかりではないんだなって驚いたし感動した。痺れたし汗もかいた。

MCU丸刈りマスターって言葉のエイリアンとかゴロウムツ並みの謎フレーズなのに言いたいことが伝わるやつ相変わらず入れてくるし、KREVAもKICKにアジャストするようなカチッと決めてくライミングな上に一所懸命なのか一生懸命なのかみたいなアレをまとめてなんかうまいことやってるしLITTLEのトライアングルあたりからの締めにかかってる感じも最高だ。

本当に帰ってきた、上に強くなって帰ってきた。それがすごい。

 

あと、KICKが広告批評の特集で「『俺は』で始まる」って話ししててそれから俺も「俺はこう思う」って考えるようにしたり、しんどい時期も聴いてたしiPhoneを買ったときからずっとKICKの曲は入ってるしそれだけ自分にとってはデカい存在で今も「俺はこう思う」って考え方で人に何か話したりもの作ったりしてるから本当に血肉になってる存在なんだと、千%を聴いて思った。

 

それと何よりびっくりしたのはこの曲を聞き終わったあとに

 

「KICK色褪せないな、頑張ってるな。それに比べて俺は……」

 

ってならなかったことに安堵したことだ。

 

「ああよかった。KICKが帰ってきたけど俺、今頑張ってるし情けなくないしKICKに失礼じゃないわ」

 

って思えたことも驚いた。さっきも書いたデカイ存在なんだなって話なんだけど。KICKが戻ってきたときに「ダメだな俺」って思うってことは過去のKICKから感銘を受けたことを形にできてないってことだし、そのときに「よしっ」って思った過去の俺にも残念な思いをさせてるわけだから、そこは本当に色々と何とかなっててよかった。ありがとう。

 

「KICKが新曲出すんだから、部屋も片付けて体調管理もしっかりしないとダメだな」

 

なんてわけのわからない回路でここ数日で生活環境が劇的に改善し続けているんだから、俺にとってはそれだけの大きな出来事なんだ。

 

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あ、あとPVも帰ってきた感とか衣装が非現実的な感じがあるのめっちゃ良いです。

強くなって復活してきた感があるというか。