Re:11colors

毎週水曜更新(2021年9月現在)。革靴、模型、日常。

塗装日記

パンツを紫色に塗ったら感覚を理論が追っかけてきた-塗装日記 6/12-

感覚で塗っていた塗装に、ある日突然気づきが生まれる。そして頭の中にインストールされていた言葉としての理論や技術が、急に実体を帯びて目の前に広がる。 「とりあえずこんな感じだろう」とウクライナのプラモデルメーカー、ICMのあまりにも曖昧な塗装指…

雨に濡れた女子高生は、現代の兵士かもしれない(ただし、模型世界においての話) 塗装日記 5/1 JKT-v2-20S(まっつく)

女子高生は現代の兵士である。 というのは模型の中での話であって、ちょっと極論過ぎるかもしれない。 とはいうものの、縮尺が表記された人間の模型の中では「戦争の中の情景を描き出すという役割」を与えられた兵士のように、一瞬を切り取ったポーズが魅力…

塗装日記 4/23 幻想とは影が光ることである Lost Kingdom ForestGuardian

数年後に今の自分の完成品を見たら「この頃は影の色をがっつり残すのが楽しかったんでしょうね」と話すと思う。 影の色として下地に塗る最初の色を、その後に塗られる色よりも明るくする。そうした場合に、自分が設定した光源に対して、影となる部分や筆が届…

塗装日記3/12 中間色とドラマチックな影 ICM1/35 モロッコ グミエライフルズ

ICMの1/35 モロッコグミエライフルズを塗装しました。このキットの特徴は、服装に尽きると思う。どこかのブランドがそのままそっくり復刻させそうな、フードのついた緩めのコートが面白く、これだけで既に買う価値がある。加えてターバンのようなものを頭に…

塗装日記 2/6 俺は肌色に緑色を使いたい -左手工房 死神の黒猫-

緑色を肌の塗装の下地に使ってみたが、結論から言うと下地の色がスタート地点となって全体のカラーリングが決まっていく過程を発見することになった。緑色を肌に使うというアイデアは、絵画によくみられる手法のようでテールベルトという色名のものを使って…

俺は肌の表現に水色が使いたい 塗装日記 -番外編-

「肌を表現するのに水色を塗ることは、センスがあるように感じる」 こう思ったのは私が、肌を表現するのに当たり前のようにピンクを下地に塗っていたからで、その理由は「ピンクを下地に塗ることは、血色がよく見えるからである」というセオリーをその通りに…

塗装日記1/29 左手工房 深夜の蛾嬢

今は肌色の塗装に魅力や上達の喜びを感じているのだけど、それを最大限に味わおうとすると必然的に肌の面積が広いキットを塗ることになる。左手工房は割と肌色の面積が広いキットを多く出していて、私が左利きなのも手伝って前から気になっていたメーカーで…

塗装日記 1/22-25 PLAMAX ネイキッドエンジェル 1/20 希崎ジェシカ

「今から、水色が一番暗い色になります。なので黒に近しい暗色は全て水色になります」 相対的に色を塗るという発想がわかるようでわからないので試してみることにしたが、要は冒頭に書いたことっぽく、ではなぜ水色にしたのかというとコントロールカラーとい…

快楽ペイント 塗装日記12/30

「絵が上手くなりたかったら快楽天を一冊買ってきて、まるまる模写するといい」 そんな嘘か誠かわからないウワサがインターネットには潜んでいるのだけど、この練習を実践した人物を観測することができないので嘘っぽい感じが漂う。それでも「あー、なるほど…

女子高生にストーリーはあるのか/まっつくさんのJKBRS-20S

高校は私服だったので制服姿の女子高生をあまり知らないから、どうなるかなと思っていたら作っている最中に私は私の女子高生を発見した。まっつくさんの女子高生のフィギュアのすごいところはリアルさもそうだがポーズによって場面を演出しているところだ。…

ホネミッツプロダクツ 1/20 汎用女性宇宙飛行士 塗装日記 12/26

気づく、再現する、気づく、再現するの連発が楽しいけど疲れるわけなんですが、まぁ趣味だしうまく行っているので良いかなと思っています。 先日、まっつくさんの女子高生のフィギュアの顔を塗っている時に右から左に走る筆のタッチが綺麗だなと気づいて眺め…

緑色の塗料越しに俺のフィギュア塗装のオリジンを見た夜。塗装日記12/24

相対的に黒に見えるってなんじゃいという宇宙に飛び込みましたが、これアレですね。平成ラブコメの名作I''sのコミックスの表紙がわかりやすいですね……。 I"sのコミックスの表紙って、結構意味がわからないくらいガツンとくるタッチの絵なんですけど色遣いと…

塗装日記11/23〜12/4 ZEALOT MINIATURESのDjinnとKingdom Death "Death high stan Y"

まとめて2つ。 ZEALOT MINIATURESのDjinnとKingdom Death "Death high stan Y"の二つ。 ファンタジー系のミニチュアの良いところはモチーフの持つ雰囲気の良さに合わせてファンタジーなので何色に塗ってもいいという自由さと、その自由さが異様に広いところ…

塗装日記11/21 PLAMAX MF-47 minimum factory non

どういうわけか、妙なミスが何度も起きてしまいその度に上手くなる不死鳥みたいなプラモデルだった。フィギュアは塗装を落とす作業を行なっている最中に細かなパーツが折れたりしないのが良い。 まず組み立てた後のスプレーを3回ミスってる。厚く吹いてしま…

塗装日記11/13 マシーネンの塗装で見る 表層的なクセと奥にある個性

面をザクザクと区切っていくように筆を運んで、バランスをとって塗る。 単純なビートに身体を揺らしながら気分の良い時間を過ごす、みたいな感じで頭の中の感覚が筆を通じてプラモデルに痕跡として残る。雷に感電した人に残るといわれる模様のようにバリバリ…

塗装日記 10/18-24

印象派は、光を描こうとする中で絵の具が混ざり合うと色の鮮やかさが失われてしまうということに気づいてしまい苦心したというが、それより何より外の光を捉えようとするために野外で創作する時間があったりとか完成までの製作日数の短さなども特徴だったそ…

塗装日記 10/9、10/17 -ヌギカケガール-

サイトウヒール氏が手がけるLOVELOVEGARDENシリーズだけども、ヌギカケガールは塗装の対象として一番面白いと思う。少し上がった腕に、ダボっとしたツナギ。サイドからの光を浴びると露骨に明暗がつく。その辺を観察しながら塗る。今回はその明暗がくっきり…

塗装日記10/2

フィギュア塗装をずっとやっているし、ここ一ヶ月くらいで嘘みたいに上手くなっているけど、こんなのは成長期みたいなものでいずれ壁にぶつかるというか、一歩一歩の階段がきつくなってくる時期が来ると思う。が、毎日骨が音を立てて背が伸びるような感覚が…

塗装日記 2021 9/4〜9/18

私の友達が以前「コンサバファッションといってもコンサバの中に流行り廃りがある」みたいな話をしていて確かにそうだなと思ったことがある。言葉はある範囲を規定することがあるが、それゆえにその奥が見えなくなることがあるなと感じた出来事だった。私の…