Re:11colors

だいたい木曜更新です。革靴、模型、日常。

1/35の男の交差点には戦車がある

昔、ラフォーレ原宿の向かいにGAPがあって、店の前は少しフリースペースというか、階段を上がったところに空間があって、そこはおしゃれな若者達の溜まり場だった。なぜかというと、そこには雑誌のカメラマンがファッションスナップを撮るために待機していた…

未完成な日

まず、今月は試しに日曜の昼頃を定期更新日にしようと思います。 そして、失敗の話ってあんまり聞かないなと思いますが、私の失敗の話がこれから始まります。 海外の模型を二回連続で完成前に廃棄した。どちらも飛行機で、原因はパーツの組み立て方が悪かっ…

時計の良さにどう感動すればいいのか

数年前にテレビでSEIKOとHUBLOTの工場というか、生産現場を取材したものがあってそのときにどっちの生産現場でも互いのものは決して生まれないなと思ったりした。特に印象的だったのはSEIKOの方で確かGSの工場を撮影してて、限られた時計師がそこで時計を作…

Mini Art German Rail Road Staff、注油する男

鉄道に従ずる仕事をしていた男たちの衣服というのはなかなかおしゃれなものが多く、現代でも「レイルロードジャケット」なんて調べればそれらしいものが出てくるし、言わなくてもそれをモチーフにした服というのは時折見かける。 デニム素材でアメカジ的に仕…

プラスチックさまざま

ドイツレベル(中身はICM)の飛行機の模型を作っていたのだけど複座スペースを作るためにパーツを一部カットする必要があって、そこを失敗した。形はよく、なんていうかそういう精密なものを作りたかったのでとても残念に思い、そのままもう一個注文し、明後…

上達のときは

数ヶ月前に同じことをしているはずなのに、それでも今の方が上手くなっていることが、自身の一挙手一投足ににじみ出ている。 ハセガワのミラージュF.1Cを作っているのだけど、これは2機目。値段も安く、手頃なサイズ感で洗練されたルックスというわけで、好…

nippper 100万PV/月によせて

私のブログは1ヶ月に1万程度読まれれば良い方で、そういう意味だとコミュニティFMみたいな規模だと思う。そんな私がその100倍の規模のnippperという模型メディアに寄稿させて頂いている。 文章は、多くの人に読んでもらえると気分が良い。文章に限らず自分が…

エモーショナルの前に立つ俺

Frontという日本の雑誌があった。これは対外宣伝誌と呼ばれるもので戦時中に発行された雑誌。 日本の軍事力などを世界各国に誇示するために作られたもので様々な国の言葉に翻訳されたりしたもので、検索すると誌面がバシバシ上がってくるのでぜひ見てもらい…

都合の良い見え方の集大成

よく模型の人形の目の話をする。 タミヤのミリタリーミニチュアをはじめとした1/35や1/48のものを土台に話すことが多く、大体の論調としては「目、特に黒目は点、円ではない(上下が欠ける)」という話から、目をよく観察する必要があることと、スケールモデ…

ブレる筆塗り

筆塗りは筆と塗料を使うのでアーティスティックな作業のように思えるが、それと同じくらいメカニカルな作業であるようだ。 今日は時計を見に行った後に模型を作ったのでこういったことに気づけたのだけども、その実、筆塗りは機械式時計の「日差何秒」みたい…

未確認模型物体

どの模型もそうだが、特に飛行機模型は見たことのないものを作っている気がする。雰囲気で飛行機を組み立てていると言っても過言ではない。 ここにあるのは、もしかすると恐竜の化石を見るような感覚であったり、あるいは水族館で見る魚たちが実際に泳いでい…

マシーネン、SFを作り上げた週末

マシーネンとの初遭遇は幼い頃に見た、上野ヤマシロヤのプラモデルコーナーだろう。その後の記憶はまるでないが、あの箱、あの形状。忘れられない。世界観については全く勉強していないがこうしてスケールモデラー的に手を出すのは案外容易。しかも今はガチ…

レンズの中の多様性

「模型を写真に撮る」という行為はこのSNS全盛の2020年においてまったくもって普通の行為になった。Twitter、Instagram、facebookと既に用意された川に笹舟を流すように、そしてそれを眺めるように当然のように写真を見ることができる。 その中には、作業場…

拝啓、スケールアヴィエーション

スケールアヴィエーションという雑誌があって、これは飛行機模型の専門誌だ。模型を作り始めるきっかけの一つとなった雑誌で、何が良いってレイアウトが綺麗なこと。それと、最新号なんかを見ていてようやく気付いたんだけども飛行機って綺麗だ。これは戦車…

お湯の中、そして海

昨年末に岩手の方へ行き、藤三旅館という宿に泊まった。夏にも泊まっていて、とても好印象だったので再び向かったわけだが、そのときにしていく時計がG-SHOCKだったのがなんだか嫌で、というか気になったのを覚えている。反面、妻はシチズンのダイバーズウォ…

字書きから見たnippperについて

nippperという模型のWEBメディアが誕生し、そこに私も書いている。 なので、今日は私から見たnippperという話をしたい。 nippper.com 絵を描く人を絵描き、文章を書く人を字書きとネットで読んだりするのだけど、そういう意味だと私は第一義的には「字書き」…

あちらとこちら。ドイツ歩兵 自転車行軍セット

飛行機模型を作ってばかりいると情景に飢える。 かといって戦車や、車を作るには少し腰が重い。細かな作業の繰り返し、ミスが許されないデカール貼り。辛いものを食べるようにヒリヒリとしたい時もあるけれども、そうでないときももちろんある。そんなことを…

木製キューブが生む、構造の世界へ

積み木の持つ無限の可能性に触れた。 まず、積み木は作るのが簡単だ。角材をホームセンターや100円ショップで買う。 ついでに刷毛とニスを買う。紙やすりを持っていないならそれも買う。均して、塗って、乾かす。それだけ。 それを適当に置いてみる。どうや…

ウッドキューブ、春

昨日、椅子の上にクッションを置いて座ってたのが悪かったのか尾てい骨がとても痛く、今日は模型はお休み。写真を撮ったり、他のことも出来なくはないがやはり痛い尾てい骨。 外を歩けば多少はマシになるかと思い、昨日、Twitterで積み木で楽しそうに遊ぶ方…

瞬間stoppable

とてもうまくできたなという模型があって、それはいつどう眺めても美しい。主観の強い世界ではあるが、我が家に飾っている限りは、直でそれを見る人間は限られているので悪いことではない。 前にも載せた、ハセガワの1/72 F6Fヘルキャット。 出来が良くて通…

一度は作っておきたい

ハセガワのA帯、B帯……と続く安い飛行機て少し回転寿司のようだと思う。 いつでも売り場に売っているのとA、B……というライン分け価格で行われているのもなんか皿の色で値段が分かれているとが似ている様な気がするからだ。 なので限定品でもなく、いつも売っ…

蒐集と癒し

ミニカーや模型を買う機会が転職してからグッと増えた。 前の会社では「ワン缶」と称して帰りにコンビニでお酒を買い、一杯やる習慣があって、私はお酒は飲めないながらも数度付き合ったことがあって、それに近い、消費することで快感を得る行為だとも思う。…

その塗膜を落としたときに

今日は模型でデカイ失敗をした。 今までになく飛行機模型の筆塗りがうまく言っていたのでそのショックはとてつもなく、それと同時に自分の甘さを悔いることになる。 原因はいくつかあって、例えば上達を過信してガイアのナイロン筆からタミヤの柔毛のものに…

心と模型-2-

2月の終わりころに適応障害の診断を行政サービスで受けてもうすぐ3ヶ月。 あの後すぐに病院にかかったり、会社に報告したりした。 re-11colors.hatenablog.com 一つわかったのは先生も様々だなということ。 行政サービスで来ていた先生は俺のことをカウンセ…

銀塗装とスケール

模型を作るときにスピード感ってのがあって、そこをこう「形になる速さ」とか「金型がどうのこうので」とか「パーツ点数の少なさ」なんて言語化するパターンが多いと思うのですけど、そういう事実みたいなものを事前事後の要素から引っ張ってくるのと別に頭…

左手の先にプラモの存在を目撃する PLAMAX minimum factory ディードリット

我が家に美少女プラモデルが来ました。ありがとうございます。 ロードス島戦記のディードリットさん。我が家ではエルフ子と名前がつきましたが、名前がつく程度の存在感という時点で我が家の人形の中では特異な存在。 このプラモデルに流れる根底のビートは…

ボックスアートと筆ムラ

「俺だって説明書通りに作れる」と思いながら、比較的そうしやすい飛行機模型、ハセガワの1/72ヘルキャットを作ることにした。最大の難所はコックピット周りの窓を切り抜くという作業。カッターとニッパーで打ち抜いた。繊細のやろうと思えばできるのだろう…

バラと、バケツ一杯のドラマ 1/35 ハノマークD型 シュッツェンパンツァー

バケツが余ってました。最初は荷台につもうかなと思ったのですが突如、銃を持たせるのが嫌になり、バケツを持たせたのです。 ミリタリー系の模型を作っているときに指す嫌気は、大抵こういうもので突然、戦の様子を作っていることにうんざりするという現象が…

組み立てとデカール

駄菓子屋で模型が売っていた時代があったと聞く。 残念ながら俺はそれを知らないが、もしそれが本当だったら、模型をただ切って貼って、デカールを貼るという遊びは割と普通だと思う。普通というか、普通以上にありふれていたのではないかと思う。 その完成…

Diving & watch 6500

私たち世代の「読ませる本」というと森見登美彦の夜は短し歩けよ乙女かなー、なんて勝手に思っています。そこから四畳半神話大系とか太陽の塔とかそういうのを読んで京都に思いを馳せる、と。 その中に樋口さんっておっさんが出てくるんですけど海底2万海里…