Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

2月に作ったという理由だけで集められた模型たち

 

 

「塗る」と「組立てる」が自分の中で分かれているようで、行ったり来たりしている。塗りたい気分だなと思って塗り過ぎると組み立てたくなり、その逆もありという感じ。

 

初旬は塗装が好調で、次! 次! となっていたので週刊インぺリウムに入っていたアデプタソロリタスのミニチュアを2つ塗装。ノンメタルペイント風のものと、ドライブラシメインで塗装したもの。雑誌の付録のものは、バラバラに塗ってもいい気がするので習作にするにはピッタリだ。ちゃんとウォーハンマーのプラモデルとして買うと、一団として統一したカラーで作りたくなるのはなんでだろうな。

 

 

ULTRA ZONEのミニチュアはそういった塗りたい気持ちの高まりを活かして上手に塗れた。陰影を色合いで表現することと、タッチを活かしながらムードたっぷりに完成させられたのが良かった。 塗りたい気持ちが高まり続けると、最終的に「組み立てたい」という気持ちは限りなくゼロになるようで、3Dプリンタの出力品を購入した。

 

いつも購入しているサベージランドミニチュアでは僕がしばらく買わない間にプリンタを入れ替えたらしく、細かな造形がビシッと決まった積層痕が少ないものが届いた。「ダンジョン飯の世界にいるならどんな種族が良い?」と聞かれたら断然獣人なので、鳥人を塗りました。繊細だけど塗りやすいいいミニチュアだ。

 

 

そのままの気分でワンフェスに行ったので、組み立てる必要のないものを購入した。動物とデフォルメされた車。

デフォルメされた車はネコワークスさんのもの。コッテリとした塗装をそれまでしていたので、それに引っ張られてとても味わいのある仕上がりになった。半光沢のトップコートが緑色のガラス瓶のような厚みから来る深みのある透明感を生み出してくれて嬉しい。これは、欲しいと言ってくれた人がいるので渡す予定。完成品は欲しかったら随時言ってくれという気持ちがある。

 

 

月末にはヤークトタイガーのプラモデルも組み立てから塗装まで頑張りました。さんざん塗装していたので組み立てたい気持ちがあったのでデカめの戦車も面倒がらずに形になった。先月、ミニチュアをたくさん塗ったが最初の方はその影響が大きかった様子。海洋堂のグローサーフントは組立ては完了したけど塗装までは進まずというわけで未掲載です。結構な量のプラモを作るので未塗装も載せるとキリが無いので、塗装済みのものを載せていきたい。

 

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サベージランドミニチュアで買ったのはFlesh of Godsというメーカーのもの

 

savagelandmini.com

 

今日の物販

 

 

 

 

 

 

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素敵な車のプラモの話

 

ビートルのプラモデルを作ることはないだろうと思っていた。これは個人的な理由でそうだと決めていたからだ。とにかく人生経験の中でロクな思い出がない車で、例えば行きたくない病院に向かう途中にある飲食店に必ず止まっていたことは象徴的な出来事だ。

 

ただ、最近になって気持ちが変わる出来事があって、ビートルのプラモデルを作っている。ハセガワの1/24スケールのものはボディにド派手なパーティングラインがあることを除いて良いプラモデルだ。神ヤスというスポンジやすり使って、ガリガリと削ればたやすくパーティングラインを取り除けるので、良いプラモデルということになる。

 

もう何年も前になるが随分と心を病んでいるときに、ガシャポンを回すのですら「どうせ欲しいものは当たらないんだよな」と思いながら回していた。そうして欲しいものが当たらないと「思った通りにダメですね」と落胆していた。

 

それが、ある日急に「運命を乗り越えるのは自分である」と思い直した。ガシャポンを回すときにちょうどKEN THE 390の真っ向勝負を聴いていて、”敵は自分とか寒いこと言わずに、越えたいあいつの背中”というリリックが流れて来て、「ああ、これがそういうことね」と直感的に理解したのだ。

 

ここで、生活が続いていくことに気づいたんだと思う。ガシャポンのハンドルをひねろうとするこの瞬間から、未来にかけての全てが自分の選択で良くなったり悪くなったりする。それをかなり生々しく感じた。その後はガシャポンを回すたびに「どうせ当たらない」と思うことはなくなって「運命を乗り越えて自分の欲しいものを手に入れられるか」と考えるようになった。もちろん、越えられたり越えられなかったりするのだけど。

 

要するに、気の持ちようって話になるんだけど「運命を乗り越えるガシャポンの日」からは色々あった中で体調は治っていった。一つ一つの出来事をどう受け取るのかは自分次第だし、それで気を病むことは特に必要ないなと思えたからだと思う。元気になった今の段階で一番楽しみなのは、仕事で全力で動くとどうなるのか? ということで、これは今年度の上半期に一気にやったところ穏やかな社風では相当浮くと気づいたので、今は小出しにしているが、部署を超えて仲のいい人が増えたのでまぁ良しとする。

 

ビートルのプラモデルを作ろうと思ったのは、家のそばにビートルが止まっている駐車場が3つくらいあることに気づいたから。不吉の象徴は別に自分が向かう嫌なところにあるわけではなく、どこにでもある素敵な車なのだ。パーティングラインを削ったボディは、サーフェイサーという黒いスプレーを吹いて、削り跡が残っていないかを確認した。今は、次の工程に進むのを楽しみにしている。

 

今週の物販

 

 

 

自分の好きを考えて、Skebでアイコンを描いてもらった話。

 

 

 

リクエストは制約だ。「自由に描いてください」だと欲しいものは得られない。ただ、あれもこれもとお願いしすぎるとがんじがらめになる。短歌や俳句が文字数の制限によって趣や遊びを持った多彩な表現を得たような、良い制限のバランスを探るところにリクエストする側としての面白さがあるように思える。

 

このブログもそうだが諸々のインターネットサービスのアイコンを変えたくて、好きなイラストレーターに依頼することにした。好きが勝ってしまい、リクエストをするのが難しかったのでどう考えたのかを書こうと思う。「好きが勝ると難しい」というのは、自分の依頼がノイズになる可能性を危惧してしまうからだ。自分がお願いしたポーズが、自分がお願いした髪型が、却ってイラストレーターの良さを損なってしまわないかと実際3日くらい悩んだ。

 

 

 

Twitterをきっかけに存在を知ったので、今まで掲載していたイラストをさかのぼり、好きなものの好きなところを探した。均一な太い線で描かれているところと、毛束感のあるヘアスタイル、秀逸な衣装デザインが彼(彼女?)の画風で特にグッと来たところだった。依頼には本人がリクエスト募集に使っているSkebを使った。

 

指定したのは、ポーズと性別、髪型と持っている武器と色合いだった。髪型はそもそもの画風で良いと感じたところだ。武器はハープーンランチャーという銛を発射するもの、色合いは気に入っているミニカーを元ネタに依頼した。衣装はそれに沿うようなテイストでお任せにした。

 

ハープーンランチャーは、突き立てて持っているポーズを依頼したが、上がってきたものは車輪がついたものが上がってきた。あとで話を聞くと農具をイメージしたようで、HONDAの耕運機が「女性でも取り扱えるように」と作られたという話を思い出した。これは、想定していたよりもはるかに素晴らしいアイデアだ。衣装は膝をつく部分だけダブルニー仕様、ブーツのつま先の補強も良い。「形態は機能に従う」とはいうがその通りの見た目。

 

安全靴などを調べたそうで、自然とディテールが合致するものにアクセスできることに感心した。私は理屈で読み取ったが、その正解へすんなりとたどり着くという手早さのなんと創造的なことか。これこそがイラストレーターで、クリエイターだと感心しきりだった。

 



 

難しいのは依頼料だ。最低価格をSkeb側で提示されているのでそれでも良いが、リクエストの文章を眺めると結構なお願いをしている気がする。出せるだけ出そうと考えたが、自分の自由に使えるお金の何パーセントを出すか?とか家賃に比べてどうかとか、そういう決め方をして最低価格よりいくらか高めの金額を支払うことにした。

 

リクエストのきっかけになったのはハープーンランチャーで、これはネクロムンダで僕が撃ちたくて撃ちたくて仕方がない武器だ。「自分が好きなものを使っている人間」をお願いするというのはリクエスト方法としては結構アリな気がする。


絵をお願いした人
w.m (@2061_wm) | Skeb

https://skeb.jp/@2061_wm

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