Re:11colors

だいたい木曜更新です。革靴、洋服、プラモデルなどものに触れて感じたことを書きます。文学フリマ東京に大体います。 お仕事お問い合わせは 4mens.shoes@gmail.com よろしくおねがいします。

SKOOKUMのスタジャンは気に入ったら買っておこう

知っている人は知っている大きなニュース。

Skookumの廃業。

 

ブランドストーリーはスタジャンが有名であとはクラブやチームのユニフォームを作っていますよーというところを軽く触れておくことにする。

Made in USAの由緒正しいブランド。

 

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ここはファラオジャケットやレターマンジャケットなどスタジャン一つにしてもバリエーションが結構ある。襟がクルンってロールになってたり、裾がリブになっていたりなかったりとか。ボタンもスナップボタンなのか普通のボタンなのか、そうでもなくてジップアップなのかとかどうとか。フードがどうとか、袖の付け方が……とかやっているとまぁとにかく無数にある。それに加えて色の話も出てくるわけで。あ、あと素材ね。

袖が革かどうかとか。こうして書いているとキリがない。

 

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それを日本の企業やお店が別注して日本には落ち着いた色のものとか比較的使いやすいものが出回っているんだけどそれが、もう無くなっちゃう。

工場は残して資本が変わるだけで無くなっちゃわないかもしれないけど。

 

買っておこうというくらいなので、話をするまでもないようであるような肝心のものの良さですが「Skookum」って素晴らしいとかそういう意味があるそうで、たしかにその通り。裏地もついているので冬でも寒くない。

 

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中にパーカーとかセーターとか着れば全然問題ない。それとこれは知人に聞いて納得しちゃったんだけど「ラグラン袖だから袖が比較的よそよりスッキリしている」という話もポイント。他のところので、セットインスリーブだとズドンと太いものってあるもんね。

それこそオールドアメリカンな感じで身体の大きい人が着るくらいのバランスのやつ。

 そういう点でもSKOOKUMは形もすっきりしていて良いなと思います。

 

あとはもう豊富な色の組み合わせからどれを買うのかって話になるんだけど、ここは一つ自分に似合う最高の色合いを一発決めてみてはどうかと思う。

どうしたって、ネイビーとかグレーとか黒とかそのへんの落ち着いた色味は守備範囲が広くて本当に役には立つんだけど、それに合わせる服も似たような色ってのもなんだかつまらないよなって話でして。

 

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というわけで僕はさっきから写真に登場しているトリコロール風の色の組み合わせ。

濃紺のジーンズ、カーキの軍パンとかそういう定番のものを持っていればパンツのほうが全体のコーディネートはなんとかしてくれるから、自分がとびきり気に入ったのを買っておくと良い気がします。

 

新品で気に入ったのを探すのもよいし、ヤフオクとかでSkookumで検索かけても全然構わない。もう工場閉めるってんだから。また再開したらそのときはその時。変わった色味はヤフオクとかのネットオークションのが見つかりやすいです。とりあえず買う。買って着て、ふーんってなんとなく良さを感じて、気に入らないにしても取っておく。それでいいと思います。アメカジアイテムって嫌でも役に立つ日が来る。そして似合う日も来る。そのときに名品がそばにないのは寂しいじゃないか。

 

サイズは感は店で買うなら試着して、ネットでエイッとやるなら調べてください。

大体ですけど、36でS-Mサイズかなーって感じ。34も自分は着られなくもない。

中にシャツ着て、セーター着てとかやるなら絶対36。

 

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なんにしたって色や素材。それにディテール。

袖のリブを折り返す仕様なのかどうかとか、ポケットの付き方はとか興味がない人には細かな差異なんだけど見ているだけで楽しくて悩んじゃう。

好みのものを狙い撃ちでズドンとやってみてください

 

1/48のキューベルワーゲンで取り返す失敗

趣味の良いところって失敗しても自分で取り返せるところだなって思いました。

 

仕事で失敗すると「現場の失敗は現場で取り返せ」的な話になっても実際のところは、同じ現場なんて無いし、同じような失敗されたら困るのでフォロー体制が生まれたりするのか、あとはもうめちゃくちゃに怒られて完全にやる気を失うかとかまぁ、そういうことで自分でなんとかする機会ってあんまりない気がするんですよね。

 

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それで、私ですね、年末年始に作っていた1/35のプラモデルで失敗したんですよね「えーまじ?」って。箱絵と説明書と更に別紙の説明書をうまく見ていればなんてことはない話なのでしょうけど、そんなことは俺にはできない。なぜなら休みの日に作って、そこで組み立てる経験を味わいたいから。それが最後の最後にひっくり返される感じ。一言で言えば「これは納得がいかない」という状態。

 

ただ、こんなことで腐っているのもなんだかなと思ったので新たにキットを買う。

 

「次はコイツだ!コイツで失敗を取り戻す」なんて。

 

というわけで買ったのはどう見ても組みやすい1/48のキューベルワーゲン。独特のフォルムと暑さに合わせた兵士の装備がグッドです。

 

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どう見ても組みやすいとは言いましたが、失敗のしようがあるかないかはわかりません。ただ、これを作っているときの私は、失敗を取り返すという気持ちが強く、自分の精神状態をコントロールすることに熱心でしたので振り返ると「あのときの私に失敗のしようはなかった」と思います。

 

なにせ適切に接着剤を使い分け、クリアパーツの接着も最新の注意を自然に払え、小さなパーツも面倒がらずにピンセットを使うということがスムースにできていたのです。

 

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バックライトやサイドミラーなどをピンセットで適切に取り扱っている自分を感じたときの「良いビートに乗っている自分」を認識したときの自分のコンディションの良さは素晴らしかったと思います。

 

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それに作っているときにこのドカンと置かれたスペアタイヤのモールドが取り付けられている4つのタイヤと微妙に違うことに気づいて楽しむ余裕もありました。

 

 

この精神状態ってめっちゃ面白い。作ることに集中してるわけでもなく集中していて、それでいて微細なディテールに目を細めてニヤッと笑っている。そんな過程をもとに出来上がったもので、なおかつ納得が行くものだからすっごい気分が良い。「俺のキューベルワーゲンができたぞ」という感じ。というか実車ののキューベルワーゲンが欲しくなる。免許とるかとか考え出す。

 

車両、ソフトスキンというそうですがこれらはそういう争いにそこまでコミットしていない感じが戦争とかそういうものにイマイチ関心がないままプラモデルを楽しんでいる自分には具合が良い。程よい現実感があるというか。

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ここまでくると多分、キューベルワーゲンって名前、一生忘れないんだろうな。

 

 

 

プラモデルを作る前に読むと良いかもしれない、プラモデルに全然関係のない本

最近プラモデルを作っていますが、戦車にも飛行機にもそこまで興味が無いのでどういう風に色を塗っただとかそういう話が全くできません。

が、組むことを通じて得る経験の話はできていると思います。

 

なので今日はタイトルの通りプラモデルとは関係のない本の話を書いていこうと思います。

 

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影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか/ロバート・B・チャルディーニ

 

この本を読む前と後ではプラモデルを組むときの感情はずいぶんと違ってくると思います。というか買う段階で違ってくると思う。

 

プラモデルを買うこと=組み立てることの場合は、もうプラモデルを買った時点で強烈な一貫性の原則の魔法にかけられます。そして、箱を開け、説明書を読み、組み立て始める。

 

この作業一つ一つが自分が自身に約束してしまう行為で、それが積み重なって気づいたら完成まで進んでしまうということを認識できるかもしれません。車体ができた→転輪ができた→履帯ができた……という具合にあれよあれよとプラモデルを作るということにコミットし続けてしまいます。

そして、そこにストレスを介在させていないことをこちらの記事で解説しているというわけですね。

 

re-11colors.hatenablog.com

 

一貫性の原則はたまに「小さなYESの積み重ねで、NOを言いにくくさせる」というようなテクニックとして扱われますが、プラモデル(ここではとりあえずタミヤのミリタリーミニチュアに絞ります)の説明書に従って作ることというのはまさにそのYESの積み重ねなんですよね。ニッパーでパーツを切ることもYESだし、張り合わせることもYES。当たり前といえば当たり前ですが、それがどんどんどんどん積み重なっていきます。

 

そして、そこで得られる「部分部分が完成していく満足感」は好意の法則に当てはまります。好意を持つとその対象に従いやすくなるという話ですね。

特にタミヤのミリタリーミニチュアはそういった点で左右のパーツの取り違えがないようにダボ穴に工夫があったりと、好意をもたせることに余念がありません。加えて言えば「失敗した!」というのはNOになってしまうので一貫性の原則に反するので、NOを無くす=YESを増やすことにも気を配っています。

 

そんな形で、楽しく作り終わったあとに「あーやっぱりタミヤってすごいなー」なんて思い出すと、権威の影響力にやられてしまいます。タミヤブランドに惚れるってことになってしまいますね。

 

こんな事を言う私自身だって、最初に作ってうまく言ったものが1/48なものだから1/48に好意を持ってしまいますし、次に紹介する本と写っている1/35のキットが古いとは知らず作り、失敗などをしてしまったのもあり「1/35は古いのは少し怖いな」なんて思いますし、さらに言えば1/48は古くても2000年以降のものということを聞けば「細かいこと考えずに購入できるのは1/48だな」なんて思ってしまいます。

それが良いとか悪いとかではなくて「今この瞬間の俺はこの感情によって支配されている」ということをプラモデルを通じて体感することができます。

 

夜遅くまでついつい作っちゃうのも一貫性の原則のせいかもしれません。

模型売場で意気込んで、キットとニッパーとデザインナイフと、ヤスリと……なんてやっていることは自らを一貫性の原則の魔法にかけているのかもしれません。

 

ちなみにこれがわかると「あー、俺今めっちゃ一貫性の原則にとらわれているわー今日は作業やめて寝よう」なんて思ったりもできますし「〇〇さんがこうやってたからこうしないと!っていうのは権威の影響力のせいかな」とか思うことが作ってる途中で出てきます。もちろん反対に「この人がこの程度で良いっていってたからこれでいいんだよね」なんて思うこともあるし、それで満足行く結果が得られれば、今度はその人の発言に好意を持って接することになります。

 

 

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

 

 

 

そして次。

 

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新インナーゲーム (インナーシリーズ)/W.T.ガルウェイ

 

はい。これはメンタルトレーニングの本です。

テニスを通じて、最大のパフォーマンスを発揮するには心と身体を一致させる必要があるというコンセプトのもと、その達成のために必要な事が書かれています。一人の人間を「自分(セルフ1)」と「自身(セルフ2)」に分けて

 

・セルフ1はセルフ2を常に非難したり命令する存在

・セルフ2はいつもセルフ1にいろいろと言われているが、セルフ2の力を引き出せば最大のパフォーマンスが得られる

 

ということで、いかにセルフ1を黙らせるのか?という話が書かれています。

これはプラモデルを作っているときに関していえば「『慎重に慎重に』とか頭の中言ってるときほどパーツを落とす」だとか「失敗するたびに『なんだよもー』とか言ってしまう」ということが結構近いです。

そしてこの作業中のセルフ1が頻繁に出てきてしまうのは、パーツの合いが悪かったり、説明書が不親切だったりする場合だと思います。そこが、インナーゲームの始まりです。

 

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セルフ1を黙らせるためには集中力を高めることが有効になってきますが、それに関しても記載があるので読んでみると面白いです。

このインナーゲームの概念を取り入れると日常生活でも集中力をグッと高めることができるので、プラモデル作りながらメンタルトレーニングをしたいという方は本当に読んでみてください。

 

 

新インナーゲーム (インナーシリーズ)

新インナーゲーム (インナーシリーズ)

 

 

 

「プラモデルは脳に良い」

 

なんて冗談みたいな話がありますが、私は上記の二冊を読んで自分の心理状態を認識しながら作業を進めていくことができるのであればそれは、本当かもしれないと思います。

 

「あーめんどくさいから流し込み接着剤で」と、実際は普通の接着剤で何ら問題のない(しかもめんどくさくない)作業を、セルフ1が命令したが故に、セルフ2はそれを使わなければならないと従い、うっかり多めにつけてしまい、想像よりも広い範囲に広がる体験を味わうことは、インナーゲームの概念を知っていると非常に大きな経験になります。

 

また、この失敗(NO)からくるストレスは一貫性の原則を反対の方向に進めてしまい、作業に悪い影響を及ぼしてしまうことを感じると誰かに失敗をさせてしまうことは良くないのでは?と知ることができます。

最悪、作業をすることを止め、プラモデルを完成させることができなかったとしてもそれを買ったときの気持ちを思い返すと

 

「あー買ったときは『家に帰ったらすぐに作ろう!』なんて気持ちがあったのに、一貫性の原則が崩されると挫折するもんだな」

 

なんて思えるかもしれません。

 

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ただ、それにしたって(私の場合ですが)「やっぱり1/48は気軽に作れていいな。1/35は作るにしても新しいものにしよう」と思えるほどにプラモデルは歴史と製品バリエーションがあるので、とりあえず今回の2冊を読んでみて、好きなプラモを作ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 このキット、説明書を信じていればOKとカッチサー効果で作ってしまうと、最後の人を乗せるときに痛い目にあうのであくまでも箱絵や完成見本のように作りたいという意志を強く持ちましょう。(私の写真の様に後ろの砲塔が説明書と箱絵では向きが違います…。大きい説明書と追加の別紙で向きが違うという。詳しくはたぶんもっとしっかりした記事があると思いますのでここでは言及しませんが、報告です)