Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

理髪店を変えて4回目。その人の切り方をようやく味わえた日。

 

年始に「髪を短くして欲しい」と話したら、思いっきりタッチを入れるようなカットをされて「ああ、これがこの人の切り方なんだな」と理解した。自身のスタイルを存分に活かして切ってくれた髪型は私の行動範囲のいたるところで評判が良かった。私としても今までと違う仕上がりに「切る人によってここまで違うのか」と驚いたし、髪を切ることに面白さすら感じた。

 

というのも、昨年の秋頃から髪を切る店を変えたのだ。15年くらいカットをしてくれた人がやめてしまったからだ。その人の連絡先を店から聞いて「今はどこにいるのか、そっちへ行く」という話をしたら「来てくれるのは嬉しいけど、近場でいいところを教える」と教えてもらったのが今のお店だ。私が探すよりも確かだし、やめた自分の店を「俺がいなくてもいいお店だよ」と言わない様子に、信頼を覚えたのだった。

 

以前のお店の担当の人はカチッと形を作るタイプで、ビシッと音がしそうなくらいに綺麗な仕上がりだった。それには歳をとればとるほど効果を実感していた。反面、今の人はニュアンスを少しずつ決めながら全体の雰囲気を作っていくタイプだ。最初は、前の人のイメージから離れたくなかったので保守的なオーダーをしていたし、向こうも長年通っていた同業者からの紹介というのもあって、おっかなびっくりという感じでそこまでハサミでタッチを入れていくことはなかった。

 

少し考えれば、教わる人も好みも相手にするお客さんも違うので習得する技術の方向性は違って当然だ。今日は、髪を切って帰って来た。「この前よりも短くして欲しい」とはなして、理容師の切り方の違いの話をしながら、ザクザクとタッチを入れて行く様子を見ていた。最後にとにかく評判が良かったことと、「切っている姿を見るのが今は面白い」と伝えて帰って来た。

 

今日の物販

 

 

 

 

 

自転車、あるいはスケートボードか。力が伝わって動くもの。自動巻腕時計。

 

機械式の腕時計は、放っておくと止まってしまうことに意味がある。

 

会社で同じタイミングで入社した歳上の方が半年ほど前に私に時計をくれた。その時計はTudorのRangerというモデルで、昔のもの。黒文字盤に視認性の高いエクスプローラーダイヤル。針はイカ針と呼ばれる独特な形状をしていて、いかにもアクティブな見た目の自動巻きの腕時計だ。フィールドウォッチが何であるかはさっぱりわからなくなった今でもなぜかその響きがふさわしいと感じる。

 

自動巻きの腕時計は自分の腕の動きがそのまま針を動かす力になる。そんな風に自らの力が動力へ直結するものの中で、日常生活で出くわすものは自転車やスケートボードくらいなものだ。自動巻きは人間の活動と密接に関わっている非常に身体的な装置だと思う。

 

そう思うとダイレクトに自身の活動がエネルギーに変換されている様子が見られるのは短針、長身、秒針で構成されたシンプルな3針の腕時計だ。文字盤を規則的に回り続ける秒針は持ち主の活動をエネルギーに変えて動いていることを存分に私たちに教えてくれる。眠かったり、寝坊したりした日にパッと手にとって時間を合わせる時計がなぜ「3針、日付なし」の腕時計なのかをずっと考えていた。それに「いかにもアクティブ」と最初に書いたが、実際には今日の今日まで本当の意味はわかっていなかった。

 

針の動きが確認しやすいデザインは、私の活動が時計を動かしていることがよくわかるという重要なポイントだ。眠かろうが怠かろうが、パワーを生み出していると思うと気持ちも自ずと上がってくる。だから「アクティブな見た目」と思えるのだろう。だるい日の腕時計は3針、日付なし、自動巻きで決まりだ。

 

 

 

2月に作ったという理由だけで集められた模型たち

 

 

「塗る」と「組立てる」が自分の中で分かれているようで、行ったり来たりしている。塗りたい気分だなと思って塗り過ぎると組み立てたくなり、その逆もありという感じ。

 

初旬は塗装が好調で、次! 次! となっていたので週刊インぺリウムに入っていたアデプタソロリタスのミニチュアを2つ塗装。ノンメタルペイント風のものと、ドライブラシメインで塗装したもの。雑誌の付録のものは、バラバラに塗ってもいい気がするので習作にするにはピッタリだ。ちゃんとウォーハンマーのプラモデルとして買うと、一団として統一したカラーで作りたくなるのはなんでだろうな。

 

 

ULTRA ZONEのミニチュアはそういった塗りたい気持ちの高まりを活かして上手に塗れた。陰影を色合いで表現することと、タッチを活かしながらムードたっぷりに完成させられたのが良かった。 塗りたい気持ちが高まり続けると、最終的に「組み立てたい」という気持ちは限りなくゼロになるようで、3Dプリンタの出力品を購入した。

 

いつも購入しているサベージランドミニチュアでは僕がしばらく買わない間にプリンタを入れ替えたらしく、細かな造形がビシッと決まった積層痕が少ないものが届いた。「ダンジョン飯の世界にいるならどんな種族が良い?」と聞かれたら断然獣人なので、鳥人を塗りました。繊細だけど塗りやすいいいミニチュアだ。

 

 

そのままの気分でワンフェスに行ったので、組み立てる必要のないものを購入した。動物とデフォルメされた車。

デフォルメされた車はネコワークスさんのもの。コッテリとした塗装をそれまでしていたので、それに引っ張られてとても味わいのある仕上がりになった。半光沢のトップコートが緑色のガラス瓶のような厚みから来る深みのある透明感を生み出してくれて嬉しい。これは、欲しいと言ってくれた人がいるので渡す予定。完成品は欲しかったら随時言ってくれという気持ちがある。

 

 

月末にはヤークトタイガーのプラモデルも組み立てから塗装まで頑張りました。さんざん塗装していたので組み立てたい気持ちがあったのでデカめの戦車も面倒がらずに形になった。先月、ミニチュアをたくさん塗ったが最初の方はその影響が大きかった様子。海洋堂のグローサーフントは組立ては完了したけど塗装までは進まずというわけで未掲載です。結構な量のプラモを作るので未塗装も載せるとキリが無いので、塗装済みのものを載せていきたい。

 

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サベージランドミニチュアで買ったのはFlesh of Godsというメーカーのもの

 

savagelandmini.com

 

今日の物販

 

 

 

 

 

 

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