Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

「コミックマーケット92」評論島で買い物

友人と休みが合ったので「行ってみるか」とコミックマーケット92、夏コミへ行ってきた。私自身が春の文学フリマにて評論ジャンルに出店したこともあって同じジャンルの人たちが何を出しているかに興味がすごく沸いたのでさらに規模が大きいコミックマーケットへ行こうと思ったわけだ。

 

事前情報でよく聞く「カタログを見て目星をつけよう」みたいなのはもちろんしていない。ノリで行ってしまったから。よく後悔するとか回りきれないという記事を目にするが全くその通りだった。とりあえず興味が湧いたものをパパパパッと買ったけどもっとなんていうかじっくり見ても良かったかなという感じで、結局そのじっくり見る行為を事前に行うようなものがカタログを眺めることだと終わって気づかされた。

 

というわけで、手に入れた順で買ったものの紹介を。

 

Electron&Positron 高エネルギー加速器研究機構、PROTON 大強度陽子加速器施設/ツインテ

 

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実験施設の写真集。メカメカしい様子がとにかくかっこいい。かっこいいしか言いようがない。事前にTwitterで知っていたので「まずはこいつを」という感じで買った。

 

CLASSIC CAMERA/Peronarlinse

 

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これはウロウロしてたら見つけた。ふと手にしてパッと開いたときのPENTACON Sixの特集ページのレイアウトの良さで購入決定。もちろん写真も綺麗です。

 

響け!ユーフォニアム マスターロケーションガイド/えてすけ総合運転所

 

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響け!好きなので。堂々としたタイトルに惹かれて手にしてみたら圧倒的な内容でとても良かった。こういう執拗な感じって自分の靴の本もそうだよなぁと勝手にシンパシーを感じたり。

 

パスタと休日/Sayu STUDIO

 

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これも圧倒的ですね。表紙のイラストと文字の組み方もそうだけどページをめくった瞬間に「ああ、綺麗だなこれ」って思って購入。パスタも最近よく食べるし良い買い物だった。

 

即売会は買う側で参加って実はしたことなくて、参加してみたらとても楽しかった。

私は「欲しい」と思ったらすぐ買うのとあとは自分が作ってるのもあるせいか、ああすごいなと思うと買ってしまう。実際に買うと面白いし楽しいな、自分も文フリでそういう時間と本を提供できればな。なんて思ったりしてまたひとつ歩き出せるというか強くなれそうというか。

 

そんな感じ。

H-FUSIONのメガネにカラーレンズを

カラーレンズ。夏の香り。いやそんなことはない。

 

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ただ、大人のメガネという感じが個人的にはある。若い子にも流行っているけど。

大人のメガネだなと思う理由は、私が大人になったからで、例えばそれは休みの日の朝にスーパーに行くときとかになんかよくわからない目のもやもやしたコンディションを気にせずに出られるのでとても役に立つ。かけておけばとりあえずいろいろな問題をスルーできる様子があると思う。

休みの日といえばカラーレンズにしてしまうとおおよそ仕事中にはかけられないのでこのメガネは休日専用になるので、そういった役割が固定されるのも面白い。

 

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レンズの色は茶色か青か緑か悩んだけど青にした。雲が綺麗に見えるらしい。

確かに外に出て空を眺めるとやたら綺麗に見える。

選んだフレームはH-FUSIONのもので昔っぽいテイストと細かいディテールがぎゅっとつまったメガネが得意なメーカー。その辺のいちいち作り込んでくる様子が大人の一本だ。ディテールがかなり凝っていて、おもちゃ感がないのがいいところだと思う。

 

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「毒蜘蛛の足みたいで良い」と話したテンプルも毒気があって非常に好みだ。

 

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フレームの形が結構悩んだところで最終的には少し小さめのものでキリッと見えるものにした。

 

レンズを光を吸収せずにチラチラと反射する加工にしてもらったので少し嫌な奴に見える感じになった。フレームもそういえば私がかけると少し嫌な奴の様子が漂う。

 

 

 

そういえばメガネを買ったときに「4年も経てば顔も変わるし似合うメガネも変わるよー」と言われて確かにそうだなと思った。物理的に使えるものでも似合う似合わないで疎遠になるものもあるよなって改めて気づかされたという話。

 

買った眼鏡屋さん↓

matoi.main.jp

 

買ったメーカー

www.optduo.co.jp

日常とオーダーシューズいろいろ

今年はあまり靴を買わないようにしている。

既製品を買うのも飽きた、とカッコつけたようなことを口に出してみたい気分だとふと思ったけど多分幾らかはそれは本当だと思う。

 

もう少し正確にいうと飽きたというか、欲しいものが売っていない。なんて言い方が正しい。柔過ぎないオイルドレザーを使ったものでなおかつ野暮ったくないものは見つからないし、シボの凹凸が美しい革靴もあまりない。「素朴」とか「汎用性が高い」とかそういうのはベーシックなものが取り上げられたり、推される中で見る機会は増えたけどこちらが求めているものとは少し違うようだ。それは仕方無い。

 

なんてブツブツ言っていると必然的に「オーダーでもするか」と思い出す。

とはいっても数カ月程度で仕上がるパターンオーダーがほとんどで、言葉遊びかもしれないけど「世界で自分だけの一足が欲しい」という感覚ではなく「欲しいものが無いから作る」という感覚だ。

今年は二足オーダーしている。

 

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一足はBROSENTでこれは「Turner」とよばれるソフトウィングチップにした。

形はスクエアトゥ。あるにはあるけどこういう色ってないよねということでカーマインレッドでオーダー。履くと気分が上がるのはやはり赤色である。

今っぽく(?)全体をダークトーンでまとめるとよくまとまる。春頃はネイビーのパンツにデニムシャツに合わせてよく履いた。履くとカッコつけたくなる靴も最近はなかなか見かけない。

 

それと明日出来上がっているらしいRENDOのUチップも楽しみだ。

これはイタリアのベルーガとよばれるミディアムブラウンのシボ革とそれよりも少し濃い、ドイツのペリンガーのダークブラウンの革にした。コンビシューズはいかにも靴好きといった趣が好きだけど、そういった意味ではコンビシューズもあまり見る機会がなくなってきた。コーディネートにパンチが利くのでいいものだと思うが。以前Tricker'sでパターンオーダーをしたことがあるが、その時と似たような様子のものを意識した。コンビシューズは二色以上使えるのが楽しみなのでいろいろなことを考えてしまうが、上品にまとめようと試みると楽しいのでオススメだ。

 

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近々もう一足オーダーしようと思っているところがあって、それは形などを見ると生活の道具としての趣が強く、非常に素朴な靴だ。もっとも簡素で素朴なルックスなプレーントゥダービーをきっと得意としているのだなと伺えるが、私としては自分が感じた趣を誇張する形でキャップトゥにしてかかと部分も一枚切り替えをつけられるものならつけたい。生活の道具だからこういった補強としてのディテールはそれをより誇張することになると思うからだ。この辺の誇張の抜き差しからくる「少しこってりしてるけどトータルとしてはさっぱりとしたキレイさが好き」という好みはイタリア靴なんかの変なハンドステッチの飾りを手作り感と受け止める辺りと共通する気がする。

 

ベルーガはもうRENDOで作ってしまっているため、NEW YORKにするかと思っていたがここにきて新しい革が入ってきたのが嬉しい。

 

www.delightfultool.com

 

エルバマットは私が靴や革に興味を抱く前からなんとなく知っていたものなので、オーダーしてみてもいいかなと思う。ただ、ここにきてブラウンかオリーブかという悩みに直面している。

生活の道具という観点に強くスポットを当てるならトラや血筋を生かした形で作って欲しい。なんて考えている。

 

誕生月の9月には2足目のビスポークをしたいなと考えているので、いろいろと大変。