Re:11colors

毎週水曜日更新(2024年6月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

連想と交換。初めてnecromundaのキットバッシュをした

 

「なんですかこのギャング人生3回目みたいな人たちは……」

まだルールがわからないどころか距離を測るためのメジャーを使うことすらおぼつかない頃に対戦相手買って出てくれた、彼のギャングを見て私はそういったのだ。

 

ネクロムンダはキットバッシュも楽しみの一つ!という、話は当時、全くピンとこなかった。キットバッシュとは、複数のミニチュアを混ぜて一つのミニチュアを作る手法の名称だ。ピンとこないというのは賛同できないというわけではなく、どうすれば良いのかが全くわからなかったということで、それがわかる日がある日突然来たのだ。

 

ミニチュアゲーム「ウォーハンマー」のタイトルの一つであるネクロムンダでは「データはあるがミニチュアがない」という現象がたびたびあるようだ。最初は気にもしてなかったが、自分のチームの編成に欠かせない存在だとわかると急に困ったことになる。なにせモノがないので組み立てられないのだ。そこでキットバッシュの必要性に気づいた。やるしかないぞと。

 

 

私が作らなければならなかったのはグリースモンキーというミニチュアで、これは新しく組もうとしているギャングの一員に無くてはならない存在だった。メインのジェットパックを使って飛び回るギャング達を強力にサポートするからだ。グリースモンキーについて調べてみると、自動車などを整備する人という記載がある。

 

ここで大事なのはストーリーだ。もっともらしい話を考えて、それをミニチュア全体にまとわせれば良いと私は気づいた。これは、フレーバーってやつで、世界観作りと呼ばれるものだ。グリースモンキーがサポートするジェットパックは簡易的な機械なので、何かメカっぽいものを使えばうまくいくはず。そう思い、メカニカルな見た目が特徴である、アデプタメカニカスのミニチュアを調べていると比較的すぐに背中からいくつものケーブルを繋げているミニチュアを見つけた。

 

 

かくして私のグリースモンキーは「不思議な動力機が備え付けられたジェットパックを、それと同じデザインの工具で整備する」というストーリーを持った。その分、キットバッシュはグリースモンキーだけじゃなく広範囲に及ぶことになったのだが。

 

グリースモンキーはミニチュアの頭をギャングに変えただけの簡易的なものであるが、ギャング達と互いのデザインが揃っていることで「ああ、あなたのグリースモンキーはそんな感じで整備をするんですね」という形に演出できたと思う。二種のキットを使ってのキットバッシュは、互いの要素をそれぞれが持ち合えば、とりあえず雰囲気は揃うということに気づく良い機会でもあった。

 

 

今回は機械だからメカっぽいものという単純なミックスを行なったが、これ機械”だけど”自然、みたいな反対のものを組み合わせることも十分できそうだ。具体的にいうと、エイジオブシグマーのシルバネスを使うとか。

 

組み立てが終わったキットバッシュは基本的に「パーツを切断する」「強引に貼る」「真鍮線を通して突き刺してから貼る」みたいなことをした。プラスチック用の接着剤はいい感じにパーツを溶かすので、むにゅっとくっつければ違和感がなかった。目隠しの頭のパーツや何も持っていない平手がジェットパックを背負ったギャングの雰囲気をイケてるものに使えたり、装備の見た目を整えることに使えたのは非常に幸運だった。

 

パーツを切断するときはタミヤエッチングノコギリを使うとうまくいくので、これは持っておくと良さそう。

 

使ったミニチュア

(購入はamazonよりも正規取扱店か、公式通販の方が取り扱いが多いので良い感じ)


CORPUSCARII ELECTRO-PRIESTS

https://www.warhammer.com/en-JP/shop/Ad-Mec-Corpuscarii-Electro-Priests?queryID=774167b360ddf01b3a966536b9d79bef

 

ORLOCK ARMS MASTERS AND WRECKERS

https://www.warhammer.com/en-JP/shop/Orlock-Arms-Masters-and-Wreckers-2020?queryID=10eb217cc4314384f9e37fdafdeb5c26


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