Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

文学フリマ×クルミド出版と紳士靴シリーズ

文学フリマが縁で私が作った紳士靴シリーズが国分寺にある胡桃堂喫茶店内で販売されている。本当に幸運だと思う。わざわざ、写真を送っていただいたので今日はそれを含めた宣伝の記事を書くことにする。

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文学フリマ×クルミド出版」という形で幾つかの本が選ばれ、私の本もその中に選ばれたというわけでして。

 

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こんな感じで置いてあります。今は少し変わってるかもしれないけど。

紳士靴シリーズは基本的に文学フリマでの販売オンリーで、新作は毎回30〜50部くらい刷っていて既刊は在庫管理とブースでの展開の都合上、売り切りにすることにしている。なので今の私の方で持っている在庫状況を軽く書くことにする。

 

・紳士靴四十七話(売切)……ネットオークションの説明文をまとめたもの。怒涛の説明文の嵐と少しの絵

・紳士靴九話……既製靴と注文靴で分けられたイラスト付きでライトなエッセイ。

・紳士靴十八話(売切)……「靴と日々」「靴の形と素材」「私に履かれる靴」に分けられたイラスト付きエッセイ。絵と文が絡み合うレイアウトが持ち味。

・紳士靴十一話……最新作。これを作っている途中から靴の絵が両足ペアで描かれるようになる。わかりやすく、それでいてボリュームも適度に。九話と十八話の真ん中くらいのテイスト。

 

というわけで四十七話と十八話は私の手元にはなく、あるとすればこのクルミド出版で企画されているイベントスペース内だけになる。

 

 

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私も、私がいない場で自分の本がどれだけ売れるのかは全く見当がつかないし「私がいてこそのブース」という言葉を嬉しく思っているのでついつい接客で本の説明を楽しくしてしまっているので、本たちは自分で売れる努力をしてこなかったせいもあり、もしかすると「私がいないと売れない本になっているかもしれないのでは?」と不安で仕方がない。

 

「靴の本ってなんだ??」なんて興味を持っていただけた方は是非とも国分寺の胡桃堂喫茶店にてご購入いただけると嬉しい。早めに完売すれば次につながるかもしれないのでそれも考慮に入れてくれるともっと嬉しいので何卒宜しくお願いします。

ノンストップライティング、梅雨

・はじめに

ノンストップライティングを15分でやりました。なので文章は支離滅裂な部分がります。あとこれは文学フリマに向けて出す新作についての悩みなんで読んでもあまり楽しくないと思います。記録用。

 

紳士靴シリーズ新作について悩んでいます。どうすれば良いのか。
悩みの理由としては靴の絵が大変なのと靴の文章がもうそろそろネタ切れというかお客さんが飽きているのではないかというところ。

実際のところ見てている人は毎回変わらず買ってくれているような気もします、飯塚めりさんのカフェモンスターのような感じで長く続けることで面白いコンテンツになるような気もしますが、何より自分が飽きてしまっているような不安があります。
ただ一方で知人の方が言うように「飽きることは普通」という気もします。

なら何か新しいものを考える必要がある気もするし、でも続けることの楽しみもある気もするし。うーん。まぁなんというか「売れる」というところを念頭にしていると販売の度合いなんかもそうだし結局「絵」なんですよね。あと掌編ってのが効いてるっぽい。休憩時間に読んだり、電車でちょっと読んでみたり。その辺の買ったあとならではの冷静な筆致って効くよね。って思うだからそういう意味だと今までの通りで良いのか。
もっとマニアックな感じにするつもりはない。いまのデザイン空間って意味だと結構ネタ切れかななんて思うけど読書猿の本のアイデア発想法を試してみると良いのかなその辺で良いアイデアがでればナイスな気もする。
要は自分が楽しむスイッチができていないから結局のところは腰が重くなるしその辺のこうなんていうか難しい。アイデアがどう出てくるのかっていうか。
絵のできる過程とかそういうのを載せられれば良いのかも。
実際に今日はそういう意味だとまぁなんていうか下書きとかウォーミングアップなどを載せてみても良いかなって思ったし。でもそれははてなでやってもいっか。
あと、ふと思ったけど風呂上がりにオーダーしたモンキーブーツ書きたいなって思ったからそれは書いて良いと思う。書きたいものを書く。
「絵に関しては」端的に言えば書くのが楽しいし良いリラックス感がある。一方で文章は書き尽くしている気がする。ブログなんかも含めると10年くらい書いてるわけだから、そうか。

文章に関してのテーマ設定とかそういうとことを読書猿の本を使って書きつくすってのはナイスな気がしてきた。発想法を試してテーマにする。
ただ、エッセイ的な側面掌編であることはなんかこう、温かみとかそういうのがでるのかな。履いていて思うことってもうあんまりないんだけど。履き尽くしているというか。ただまぁそういう点だと持っている服とかとの合わせで表情が変わるなとかワークとドレスの間で苦戦する感じって自分らしいないいなって思う。それで靴が増え続けるというか。その増え続ける感じも書いても楽しいのかも。そういうなんかこうドツボにハマる感じというか。細かディテールって意味だとあ、今思ったわハンドステッチがこうモクモクする感じは美しい。それは描きたい。楽しいと思う。

手で書くって意味だとそうだね。ステッチをしっかりと書き込んでみる、部分的に高解像度の絵を描いてみるなんてどうだろう。実際紳士靴九話ってその辺の部分部分のイラストが楽しいものでもあったと思うし、今ならあのテイストでじっくり書くと重厚感が出るような気がしてきた高解像度で好きなところを書く、全体像も書く。それは楽しいかもしれない。よりすぎるとフェチになりすぎるか。あとはまぁ、画力だよなぁ。
超絶技巧なんてのは自分にはないからその省略感とかグッと寄った感じで結構楽しい描けるかもそこのさっぱり感みたいなの活かしたい。このここが良い!みたいな。例えばなんだろうな J.MWESTONの330はつま先の尖り具合が良いわけで、あとはソールとコバの色がそれぞれ黒と茶色に分かれているところとかも好き。あとオランウータンの話に戻るとこれはもうあれですよねキャップと最初のアイレットとの間に生まれた隙間がシワでグッと広がるのが楽しい。あれは本当に良い。もう一足欲しいくらいだ。あとはなんだろうなそろそろ書くことがなくなってきた気もするけど、コンビシューズとかそういうのも話にしたことないか。結構そこの色合いというかなんというか。それを「靴好きって感じがする」みたいな。

あとはそうそう、女性がよく見てくれている、買ってくれるって結構面白いよね。その辺の世界観ってどうなんだろう自分が作っているものがどんどんよくわからん方向に進んでいるのは楽しい。冷たくシーンとした様子っていうか「ここがこうでこうなんすよ!」みたいな熱い話って見てて楽しいって思わないからそこは淡々としたい。靴って特にその辺のマニアック感をこう、薄くしていく方が楽しく読める気がするし、難しいんだけどその辺のネタ出しをこうね。

紳士靴一枚「チロリアンシューズ」

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Twitterで前回は宣伝したけど、今回はブログでも。

日本の靴って↑にも書いたけど真面目で丁寧でしっかり作るみたいなのが割と印象的に強いというか。本当は他にも色々な表情を見せてくれるし、国単位で分けることはあまり意味のないことなんだけど。

それにしても、山が多い国なんだから山の靴は「ならではの靴」なのではないかなんて思う。今も残っているメーカーはあるけど昔はもっとたくさんあったのだろう。

 

印刷物に書いたけど三交製靴の靴を存在を知っていながらスルーしたのは私の不明がいたしたことでして。今思えば「丸善で売っていた」とかそういうところも興味深いポイントだったのに、あの頃はボテッとした靴に少し拒否反応があったので。

 

現存する幾つかのそういった靴を作るところのものは幾つか手に入れておきたいと思う昨今。

 

というわけでネットプリントセブンイレブンのマルチコピー機にて宜しくお願いします。