Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

切って貼りたい日

切って貼りたい日ってのがあってそれがどんな日かはわからないけど、そういう日がある。

 

どうにも何かを作りたいという日。

というとカッコいいが、興味のままに金を使いたいだけなのかもしれないし、支配的に模型を作りたいだけかもしれない。「なんでも良いから正解が早く見たい!」それもそうだ。

 

f:id:nero_smith:20191016234940j:plain

 

知的好奇心をフルスロットルにして、そのまま突っ走る。「これってどうなってんだろう」という気持ちだけを金に乗せて箱を手に入れる。開けて、作る。

 

こんな日は何か別の楽しさがある。

組むことに積極的でありながらも、いつものような指差し確認をして進む安全運転ではなく、乗り物のスピードをガンガン出すとそれに連れて視界が狭くなっていくあの感じだ。注意を払うところを絞りながら超高速で駆け抜ける気持ち良さ。

戦車の砲塔を抽出した組み味なのではと思い火砲を作ったが、そうであると同時により濃厚でもあった。また、ベタッとマシン自体が地面に設置するのも特徴だ。最近は模型も種類によってその物の大きさよりも広くゾーンを持ってくれることに興味があるが、火砲はその特徴のせいか割と広い。

 

f:id:nero_smith:20191016233457j:plain

 

縦に大きいのも特徴で、見上げる視線誘導が行われる。それと砲身の可動域が描くアーチを広くしたようなゾーンが形成される。加えて水平方向も回転するものだからドーム状にそれは広がる。

 

人を置けば今度は小石を池に投げたように波紋が広がってその範囲は広がるし、加えてこのキットに関しては人々がただ座っているだとかでなく、それぞれが役目を果たしているので深みがあるし、芳醇さがある。

 

適当に切って貼る。並べて生まれる世界の広さを感じる。

火砲は、周りに溶け込むというか、周りを溶かす魅力がある。

 

タミヤの火砲はラインナップを見る限り、組み立て作業の割に広い空間を占有するし、作業は程よく緻密で良いキットだと思う。好みのボリューム感を心のままに作ってはいかがでしょう。多分今回作った「1/35 ドイツ 3.7cm対空機関砲37型・クルーセット」が人の造形や、火砲の大きさと上へベクトルが向く感じで一番ちょうどいい感じが有るが。

 

私の欲しい物リスト

 

 今日の物販

 

 

 

火砲のチャンピオン。モリモリに極めたいならこれ。

 

 

 

ベクトルが前方向の火砲。座った視線と同じ高さにあると動きが楽しめると思う。棚に飾ろう。人形のクオリティは如何に。

 

 

 今回作ったの。これはベクトルが上。少し低いところに置くと良い。

 

他にもあるので上か前かを見極めてどれを部屋に置くかを決めると楽しい。

 

 

 

 

 

 

 

Weekend Elegant Duo タミヤ 1/48 シトロエン11cv

接着剤さえ使えれば。色さえ塗れれば。

本当にたったそれだけ。それだけの壁。厚く、高く、脆い。触れば崩れる。

 

f:id:nero_smith:20191013102749j:plain

 

私はこの車を3個作ったが、本当にそう思う。

貼れればこんなに良いものができる。小さく、雰囲気がある。

部屋に転がしておく上で、この2つは重要な要素。

実際は色は塗らなくてもかなり様になる。このキットの偉いところはちゃっかり民間仕様のためにクリアのライトが再現できることろ。隠れカーモデル。

 

f:id:nero_smith:20191013102607j:plain

 

f:id:nero_smith:20191013102626j:plain

 

塗りたくなったら色を塗ってもいいと思う。

 

f:id:nero_smith:20191013102559j:plain

 

 

f:id:nero_smith:20191013102615j:plain

ボディを塗るのも小さいので楽だし、ゴールドやシルバーで細かなところを塗っても良い(私はマッキーで塗った)。

色を塗るときに改めて考えると楽しいのは、前にも書いたけどなにか一色を塗るということは成型色と2色になるということだ。

具体的にいうと、この11cvの場合は何かを塗るとグレーと窓ガラスの色と合わせて三色になる。そんな風に気軽に塗るのは簡単だし失敗もしにくい。

 

f:id:nero_smith:20191013103018j:plain

 

部屋に生まれる可愛らしいエレガントな塊。

好きなように、召し上がってみてはいかがでしょう。

 

私の欲しい物リスト

 

 今日の物販

 

 

タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアシリーズ No.17 シトロエン 11CV スタッフカー プラモデル 32517

タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアシリーズ No.17 シトロエン 11CV スタッフカー プラモデル 32517

 

 安定供給と低価格がやばいよね。模型界のオランジーナ。成型色がグレーなのが生きている。

 

 

 これも隠れカーモデル。好みであればこっちも。成型色がベージュなのでタイヤが課題。

 

 

 ダイキャストシャーシなので瞬間接着剤が必要。

タミヤのミリタリーミニチュアで広がりゆく地平

f:id:nero_smith:20191010195731j:plain

 

久しぶりにタミヤのミリタリーミニチュアを箱から出して飾ったが、よく出来た車や飛行機と肩を並べるほどの良さがあることに改めて驚いた。

 

私は人形を塗るスキルが全くないのと、部屋に置くならピカピカなものというワガママのせいで、ミリタリーミニチュアとは相性がそんなに良くない気もするが、飾るたびに好きだなと思う。

 

f:id:nero_smith:20191010195820j:plain

 

特に車両の外に人を並べたりすると途端に棚の上に地平が広がるのはとても楽しいし、そうでなくても複数の人が乗っていたり魅力的なポーズをした人物が乗ったりしていると、そのキットが握るゾーンは車や飛行機よりも広いと思う。軍用車両の面白い形がそうさせている面もあるのだけど、このジャンル自体の展開が豊富でそれぞれの造形がバラエティに富んでいるので、選べさえすれば何かしら自分の好みのものが見つかる。

 

f:id:nero_smith:20191010195843j:plain

 

色を塗らないことで却って他のものと都合よく馴染んでしまうのは、プラモとして良く出来ているからで、似ている似ていないと違う話でもあって、部屋に小さい車と人があるから面白いって楽しみ方はそれはそれで、そんな日があるのが良いと思う。

成型色のままであることでグループ分けが成されているような気もするので、人がポツンと離れていても同じ仲間であると思わせてくれるのも楽しいところだ。

 

f:id:nero_smith:20191010195907j:plain

 

木目が荒れた路面に見え、他のプラモや置物が縮尺の狂ったおかしな構造物に見えてくるときに、それらしきもの同士が人の目を楽しませてくれるように感じる。

 

 

私の欲しい物リスト

 

 今日の物販

 

 

 写真のはこれ

 

 

 

作りたい

 

 

 

これも作りたい