切って貼りたい日ってのがあってそれがどんな日かはわからないけど、そういう日がある。
どうにも何かを作りたいという日。
というとカッコいいが、興味のままに金を使いたいだけなのかもしれないし、支配的に模型を作りたいだけかもしれない。「なんでも良いから正解が早く見たい!」それもそうだ。
知的好奇心をフルスロットルにして、そのまま突っ走る。「これってどうなってんだろう」という気持ちだけを金に乗せて箱を手に入れる。開けて、作る。
こんな日は何か別の楽しさがある。
組むことに積極的でありながらも、いつものような指差し確認をして進む安全運転ではなく、乗り物のスピードをガンガン出すとそれに連れて視界が狭くなっていくあの感じだ。注意を払うところを絞りながら超高速で駆け抜ける気持ち良さ。
戦車の砲塔を抽出した組み味なのではと思い火砲を作ったが、そうであると同時により濃厚でもあった。また、ベタッとマシン自体が地面に設置するのも特徴だ。最近は模型も種類によってその物の大きさよりも広くゾーンを持ってくれることに興味があるが、火砲はその特徴のせいか割と広い。
縦に大きいのも特徴で、見上げる視線誘導が行われる。それと砲身の可動域が描くアーチを広くしたようなゾーンが形成される。加えて水平方向も回転するものだからドーム状にそれは広がる。
人を置けば今度は小石を池に投げたように波紋が広がってその範囲は広がるし、加えてこのキットに関しては人々がただ座っているだとかでなく、それぞれが役目を果たしているので深みがあるし、芳醇さがある。
適当に切って貼る。並べて生まれる世界の広さを感じる。
火砲は、周りに溶け込むというか、周りを溶かす魅力がある。
タミヤの火砲はラインナップを見る限り、組み立て作業の割に広い空間を占有するし、作業は程よく緻密で良いキットだと思う。好みのボリューム感を心のままに作ってはいかがでしょう。多分今回作った「1/35 ドイツ 3.7cm対空機関砲37型・クルーセット」が人の造形や、火砲の大きさと上へベクトルが向く感じで一番ちょうどいい感じが有るが。
今日の物販

タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.17 ドイツ陸軍 88ミリ砲 プラモデル 35017
- 出版社/メーカー: タミヤ(TAMIYA)
- 発売日: 1972/10/21
- メディア: おもちゃ&ホビー
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火砲のチャンピオン。モリモリに極めたいならこれ。

タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.47 ドイツ陸軍 75mm 対戦車砲 プラモデル 35047
- 出版社/メーカー: タミヤ(TAMIYA)
- 発売日: 1975/02/27
- メディア: おもちゃ&ホビー
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ベクトルが前方向の火砲。座った視線と同じ高さにあると動きが楽しめると思う。棚に飾ろう。人形のクオリティは如何に。

タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.302 ドイツ陸軍 3.7cm 対空機関砲 37型 クルーセット プラモデル 35302
- 出版社/メーカー: タミヤ(TAMIYA)
- 発売日: 2009/06/26
- メディア: おもちゃ&ホビー
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今回作ったの。これはベクトルが上。少し低いところに置くと良い。
他にもあるので上か前かを見極めてどれを部屋に置くかを決めると楽しい。