今週のお題「プレゼントしたい本」
昨日、木曜日だったのかよ……と朝起きて思いました。
最近は不規則な勤務体系になっていて曜日感覚がずれています。
特に何か書こうということも思い浮かばないので水面下で動いている文学フリマ向けの新作に絡む「本を作る作業」についてということで、今日は「動的レイアウト」についての本の紹介を。
- 作者: ヤン・V.ホワイト,Jan V. White,大竹左紀斗
- 出版社/メーカー: グラフィック社
- 発売日: 2007/11
- メディア: 単行本
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本を作ろうと思う場合に、表現したいことはもちろんですが自分の手のひらに乗っているスキルを改めて眺めてみる必要があります。
私の場合は
・文章は書けます
・絵も描けます
・エディトリアルは元々やってました
となるわけでこの本の中身を導入することは楽でした。
逆に、この本を読むことで改めて文章と図(絵や写真)の密接な関連性を読み取ることが(また私のようにある程度の説明責任を担える絵を学ぶ必要性知ることが)できる可能性を秘めているとも言えます。
「レイアウト」という言葉はよく耳にすると思いますが、それが実際にどういうものなのかはわかりにくいものです。「いい感じに置く」といえば把握しやすいような気もしますが実際にそれを実行するのは難しいものです。
なんとなく配置されていて文字と絵が紙面にある、それだけでも十分な場合もありますがしっかりと組まれたグリッド(規則)の元で様々な要素がある一点から見ると大小が規則正しく、ある一点から見るとリズムがあり自在に遊んでいるように感じられる動的なレイアウトはとても魅力的です。
文章と図の関係性を紙面(見開き単位ではなく本全体として)で考えるのは楽しいものです。
すでに本を自作されている方は自身のフォーマットを見直す機会に、まだまだこれからという方の場合は今後作る一冊のために自身の手のひらに乗った材料が混ざりあい生まれる何かを明確に感じるために読んでみてはいかがでしょうか。