Re:11colors

毎週水曜更新(2021年9月現在)。革靴、模型、日常。

Making nippper 超具体的とかいう打楽器

石井ゆかりって占い師がいるのだけど彼女はライターとして文章力を上げるために継続的に書き続ける必要性を感じ、毎日書ける題材として占いを選んだ。彼女のサイト名が「筋トレ」なのは文章は筋トレのように継続することで培うことができる部分があるということから来ている(昔ラジオでそんな話をしていた)。

 

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文章や言葉は今もなお最速の表現手段として存在しているし、誰もが取り扱うことができる便利さもある。それ故「いつでも書ける」と思えるし、気分が乗ったときにかけばそれなりのものが書けるという面もある。

ただ、「気分が乗ったときに」とやっている状態はポケモンのように4つのわざがスロットに入っている状態ではないので、いつどういうようなものが書けるかというのは不確実だし「書けるときに書く」というのは、「書ける」と思って書いているので出来上がったものを見て「書けたな」と思う確率は非常に高い。ではそれが書けているかどうかを誰が判断するのかというと、自分以外の読み手だったり、もっというとその読み手がなにかアクションを起こすことで「あなたの書いたものは合格です」というような結果となるのではないか。

 

まずは、たくさん書く、気軽に書く、思うがままに書くというのが土台にあって、その上に合格かどうかという話になるのだけど、それこそポケモンのわざみたいにいつでも選んで出せる技術があるとちょっと楽(何が楽なのだろう)。

文章を書いていて思うのは、無意識的に身につけたものと意識的に身につけたものがあるということだ。レベルアップで覚えるわざと、わざマシンで覚えるわざ。みたいな。

 

例えばこうして書いている文章の中にも出てくるカッコを付けてツッコミを入れたりするやり方って少しナンシー関っぽい。で、俺はナンシー関が好きかというとまぁ好きといえば好きなんだけど、ナンシー関のエッセイのあとがきに「カッコを付けてツッコミを入れるスタイルはこの年代の特徴だ」みたいな解説があり、そこでわざマシン的に覚えた。「ああ、そういうやり方があるのか」って。

 

そんな形でわざマシン的に覚えたのが「超具体的」という方法。

これはセールス・ライティングという本にも載っていたが4Uの原則とかで調べるとすぐ出てくる、文章作成術のテクニックでUltra Specificと英語では言うようだ。

 

nippper.com

 

この記事ではそれを意識して書いているので文中には具体的な表現が多い。

 

・道具はいくつかの箱にまとめて本棚などの収納スペースに、プラモデルの箱はクローゼットの上に。

・タッパーに入れてしまっておきます。

・最初はお菓子の缶に入る程度の道具と「これくらいなら自分で作れそうだな」という大きすぎない箱の中に入ったキットから始まる

 

お菓子の缶だとかタッパーを「そのへんにある適当な箱」とは言わなかったりそういうところにいちいち超具体的をふりかけているんだけど、これが結構難しいと言うか、ついついネットノリみたいな感じで(ああ、つまりそう。読んだものしか書けないみたいなことは往々にしてある)「そのへんにあるテキトーな箱にブチ込んで」なんて書いてしまったり「手頃なサイズの缶にパパパっと仕舞って」なんてやってしまうこともある部分だと思う。

そこの無意識を意識のコントロールで塗り替える。打楽器のように「タンッ」と響く心地よさで整備してあげる。そこに書く面白さと読んでもらえる可能性が上がる秘密があるように感じる。あるから4Uの原則なんて書かれているのだけど。

 

俺が文章を書いて思うのは「書こうと思っているなら書かないのはもったいないな」ということだ。書くというのは、最初にも触れたが大体の人ができる(と思っている。私は、どうだろう?)。ただ、継続して書くみたいなことをする人が少ない。とは言うものの絵や写真よりも早く、かなりの速度を持った表現手段で手軽に扱える。特別な機材も設備も必要ない。

繰り返し書くことで基礎体力を着けると4Uだとかそういうことが気軽に分かるようになって取り扱いやすくなる。

 

ブログでも、noteでもなんか、いい感じに書いてみると良いと思います。

とりあえず今日は具体的に、という話でした。

 

俺の文章が具体的っぽいのにちょっと抽象的になるのは抽象的な文章をとりあえず書いてみたりしたり、あとは海外のものを翻訳した記事をなんとなく読んでいたからかなと思ったりもします。

 

「これくらいなら自分で作れそうだな」という大きすぎない箱

 

とかね、なんか海外っぽいよね。

 

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ペンで描く

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何がどうして (角川文庫)

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