Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

好きな靴-買い物43&44-

色んな靴を履いているし色んな靴が好きだが「やっぱり好きだな」と思う靴がある。

それはモカシンタイプの紐靴。短靴なら尚良い。

 

どうしても見た目がチープなラッセルモカシンが履き心地以外にも下駄箱に居座る理由があるとしたらそれはモカシンタイプの靴だから。というのが大いに作用していると思う。

「好きだな」と改めて思い探してみると見つかってしまうのが怖い所でもあり手に入れない手はないと思ってしまう所が靴好きの面白い所だ。

 

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一足手に入れてみると次にもう一足見つかってしまった。

この辺のものは見栄えの問題か作りのワイルドさ(実際手縫いだと思うと充分な仕事だが)からか中古相場は非常に安く手に入りやすい。

「リラックス感」というワードがたまにファッションで用いられることがあるが、革靴の中でも有数のそれを持つものは間違いなくこの手の靴だろう。

踵に芯が入っていないことが多いので脱ぎ履きで芯への負担を考えないで済むし「カツッカツッ」などと歩く音はせずぺたぺたと歩く感じは見た目とは別の面でそれを体現している。

 

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肝心の履き心地はというと割とこの手の靴はアメリカの独創性を大いに取り入れることが多く、インソールの土踏まずのサポートや底材のデザインやゴムの素材から「ぶにっ」とクッション製があるかと思いきやその負荷を利用ししっかりと反発するので意外と今っぽい。

物理的なソールの厚さの影響で地面の凸凹などを足裏に感じやすいがそこは割り切って使いどころを分ければ何の問題もない。

 

リラックス感とラフな運用を前提とされているという点でなんだかんだで一番履いてしまう靴になると思う。