突然だが今の職場を去ることになった。
とはいっても異動という形なので会社自体を辞することはないので安心して欲
しい。
ただ、私は今の職場で働き始めて初めて「あ、俺頑張ってるな。頑張ったんだ」と本当に思うことが出来た。これが本当に嬉しかったし裏を返せばそんなハッピーな場所を離れるのはとても悲しい。
自分の今の仕事に胸を張れる自分がなんだか昔の自分に比べると眩しく見えてくるし、それはここを去るから感じることが出来る気持ちだと思っている。
そんな気持ちが私を甘やかしたのかこんなものを手に入れた。
1912年製。裏にそう刻印がしてある。
印台の文字は私が近いうちに去る場所の名前の頭文字を。
働いている場所と、こういった指輪を取り扱っている店を知っているということ。また、私がここを去るというときに自分を褒めたいと思ったこと。
それぞれが重なってこれ以上に無いタイミングで買うことが出来た。
「この指輪が単に欲しい」と思うのと、これほどまでに意味のあるタイミングで手に入れるのと、どっちが楽しく幸せだろうか。
こんな記念品も良いと思う。