今週は何を書こうかななんて悩んでいたら今週のお題がこんな感じだった。
今週のお題「わたしの一足」
なので靴の話を書こうと思う。
わたしの一足。といって思いつくのはタイトルの通りにてつじ屋の靴だ。
お店は銀座にあり、イタリアのマンニーナで修行をした上田哲司さんが店主。
マンニーナの靴が好きなので弟子の哲司さんを訪ねてオーダーしたわけだが、この靴がわたしの一足になると思う。
オーダー当時に惚れていた鮮烈な赤と、今もずーっと好きな焦げ茶の二色で出来た靴で丈はくるぶしくらいまである。
哲司さんは靴のフィッティングが足だけでなく姿勢などにも影響すると考えていて足の重心の位置や、靴の曲がりやすさなど見た目の良さに技巧を凝らす以外にも足と靴の良好な関係を気にしているのが独特。
なので履いてみると異様な返り(靴の曲がりやすさ)の良さや背筋がピンと伸びる感じ、靴が足を正しい位置に補正させる仕掛けを足裏から感じ取ることができる。
革靴というと仕事のときに履くようなドレスシューズや、男らしいワークブーツを思い浮かべる人も多いと思うが、こういったイタリアならではの自由で、キレイなデザインの靴は履いているのを自分で見ても楽しいし、自分のために一から作られた靴だから履き心地も抜群に良い。
またこういった自分の足に合わせて作る注文靴は足の形に沿うようなシェイプを成すことがほとんどなので人体の作りの生々しく、どこか惹かれるような魅力が靴に宿るのも魅力で正に自分だけの、わたしの一足になるので愛着の湧き方や履き心地の良さは格別です。
ブログ内で何度かてつじ屋さんの靴に触れているので良ければご覧下さい。