Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

「紳士靴七話」の絵の話

こんばんは。今週も11月23日(木)開催の文学フリマ東京に向けて準備が進んでいる新作「紳士靴七話」のプレビューの時間が来ました。

 今現在プレビューは2回行われているので気になる方は

 

こちらと

re-11colors.hatenablog.com

 

こちらを

re-11colors.hatenablog.com

 

見て欲しい。

さて今日もタイトルの通りの記事になるわけなので、絵の話。

そもそも私にとって絵はあくまでも文章を補強するためのものだった。

そう「だった」のだ。それが発行を重ねるに連れて絵を描くことに楽しみを見出したり、何か別のものを得られることを知ってからは能動的に描くようになってきている(それでも時間を特別にとったり、毎日描く習慣がないので下手になったりすることにはショックを受けるけど)。気持ちが変わると不思議なもので、今は絵も魅力の一つだと言えるようになってきている。先週公開したのは一足目のこの靴。

 

 

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今日公開するのは、残りの全部。

 

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BROSENT "Turner"

 

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delightful tool "Cap toe"

 

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RENDO "GB001"

 

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Tricker's "MARY JANE"

 

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EdwardGreen "Dover"

 

 

実は、RENDOの靴を書いた頃にペンで描くを読みながら勉強を進めていて、それがそれ以降の靴に如実に現れるようになった。

 

re-11colors.hatenablog.com

 

例えば今までステッチなどは点線で表していたが、そうするのをやめたり、線のかすれや、太さの強弱などを意識するようになっている。

そういった絵の変遷も楽しんでもらえると嬉しい。

それでは今日は最後に実物の写真を掲載して終えることにしよう。

そう、ようやく完成したのである。

 

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書 名:紳士靴七話

サイズ:A5

ページ:38ページ

価 格:600円

 サークル名:紳士靴四話

ブース位置 : オ-11 (Fホール(2F))
カテゴリ : ノンフィクション|エッセイ・随筆

 

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当日まであと2週間。ぜひ訪ねてきてくれると私は嬉しい。
それではまた来週。

「紳士靴七話」の目次の話

こんばんは。今週も11月23日(木)開催の文学フリマ東京に向けて準備が進んでいる新作「紳士靴七話」のプレビューの時間が来ました。

前回のプレビューはこちらを見ていただくとして今日はタイトルの通りで目次の話をしたい。

といっても、これは百聞は一見にしかずというような属性のものなので早速公開することにする。

 

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一応、テキストでも目次の詳細を書いておこう。

 

目次

はじめに

1.脱ぎ履きと靴 荒井弘史靴研究所 "Orangutan"

2.華のある靴 BROSENT "Turner"

3.絵と靴

4.洋梨と生活と靴 delightful tool "Cap toe"

5.作る人と靴 RENDO "GB001"

6.女性と靴 Tricker's "MARY JANE"

7.本格派の靴 EdwardGreen "Dover"

おわりに

 

今回の特徴としては注文靴の割合が多く、それがそのまま持ち味になっていると思う。

どれも日本のメーカーのものでオーダーをしたときの話なども交えて書いたものもあったり、デザインの特徴を挙げているのでその文章と絵が混ざったときに魅力的なページに仕上がっていると感じている。なので手にとって読んでもらって「こんな世界があるのか」と思ってもらえると非常に嬉しい。気になるタイトルがあるようならそれを読むことを楽しみにしてもらえると喜びはさらに上乗せされる。

それでは最後に今日は今作のトップを飾る、一話目に載る靴の絵を公開して終わることにしよう。

この靴は一般的には「モンキーブーツ」と呼ばれるデザインの靴だが現代のスニーカーに非常に似通ったものを持っている。カジュアル履きのデザインではあるが「手吊り込み」という手間のかかるドレスシューズの作法を使って作られているので非常に立体的で存在感のある靴になっていて、なによりキレイに作られているのが面白い。

素材の選択次第で注文主の思いが乗るのは注文靴の楽しいところだろう。

 

それでは、また来週。

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書 名:紳士靴七話

サイズ:A5

ページ:38ページ

価 格:600円

 

サークル名:紳士靴四話

ブース位置 : オ-11 (Fホール(2F))
カテゴリ : ノンフィクション|エッセイ・随筆

 

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「紳士靴七話」の話

11月23日(木)開催の文学フリマ東京に向けて準備が進んでいる新作「紳士靴七話」のプレビューが始まります。

もちろん私が作ったものなので始まるも何も、って話なので正式には「始めます」が正しいと思う

 

私は今まで

 

 

  • 紳士靴四話
  • 紳士靴四十七話
  • 紳士靴九話
  • 紳士靴十八話
  • 紳士靴十一話

 

 

と幾つか靴のことを書いた本を出していて、最新作が「紳士靴七話」ということになる。話数は発行したものの新しい古いーー。つまり漫画の1巻2巻などのような表示ではなく「その本の中にどれだけ靴の話が載っているのか」を意味している。

なので、今回は7つの話が載っていることだ。

 

既刊をお持ちの方はご存知のとおりに私が持っている靴の絵と話を毎回載せているので今回も例に漏れずそうなっているのだけれども、例外のものが今回は3話(!)もある。それらを端的に一つ一つ触れていこうと思う。

 

1.「絵のないページ」

私の本は九話を境にしっかりと絵が載るようになったが、そうでないページが有っても良いのではと以前から少し書いていた。この形式のページはエッセイの要素が強く、靴の話というよりはそこから一歩引いた内容のものが多い。前作で言えば「ぽんぽこ仮面の靴」と題して書籍の中の挿絵に描かれている靴の話をした。今回もそういった様子の話が一話入っている。

 

2.「持っていない靴の話」

紳士靴四十七話はその特性上持っていない靴で占められていたが他のものは殆どが私が持っている靴が載っている。この話は「持っていなくても書きたい」そんな強く惹かれる物語が靴に込められているように感じるものを描くことが多い。今回は……どうだろうか。

 

3.「女性の靴の話」

これは2の範疇に入るものだと思うが、手に入れたところでどうにもならないものなので少し属性が違う。個人的に印象深い靴があったのでそれに関してのエピソードを書くことにした。

 

 それ以外の4つの話は私が持っている靴の話で、履いていてどうだとかこういうところがかっこいいとかそういう話が載っている。今回も一話一話が程よい長さで、たまに寄せられる感想のうちの中の

 

・カフェで読むのにちょうどよい

・電車の中で読むのにちょうどよい

 

といった日常のわずかな時間に楽しんでもらえるように心がけて作った。

極力、専門的な話は避け、書くにしてもわかりやすくを心がけているのでぜひ手にしてもらいたい。

今回のプレビューはここまでだけど最後に表紙を公開して終わることにしよう。

 

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書 名:紳士靴七話

サイズ:A5

ページ:38ページ

価 格:600円

 

サークル名:紳士靴四話

ブース位置 : オ-11 (Fホール(2F))
カテゴリ : ノンフィクション|エッセイ・随筆

 

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